【モデルプレス=2026/02/25】『スペシャルズ』(3月6日公開)で初の映画単独主演を飾るSnow Manの佐久間大介(さくま・だいすけ/33)。「もっと演技が上手くなりたい」という真っ直ぐな情熱を胸に挑んだ役作りの裏側や恩師からの学び、そしてグループ活動でも大切にしている“調和”の精神――。
座長として、表現者として辿り着いた新境地に迫る。【インタビュー前編】

◆佐久間大介主演『スペシャルズ』

本作は、内田英治氏原案・脚本・監督の完全オリジナル作品。年齢も性格もバラバラな孤高のプロの殺し屋たちが、裏社会のトップ・本条会のクセ者親分を狙い、暗殺の舞台となるダンス大会への出場を目指してチームを組む、先の読めないストーリーが展開される。

個性豊かなダンスチーム“スペシャルズ”の一員で、普段は児童養護施設の心優しい補助職員として働く伝説の元殺し屋・ダイヤを、佐久間が演じる。

◆佐久間大介、映画単独初主演 アクションに意欲

― 初の映画単独主演の心境を教えてください。

佐久間:最初に聞いた時は素直に嬉しかったです。そして何より、映像でのお芝居の楽しさを教えてくれた内田監督の作品で主演を務められることが嬉しかったですし、作品を盛り上げていきたいと思いました。

― 内田監督とは何度もご一緒されていますが、今作で印象的な演出はありますか?

佐久間:内田監督はシリアスな作品が多い印象ですが、今作ではギャグやダンスなど監督にとって初めて挑戦する要素がたくさんありました。アニメ業界風に言うと“メタっぽい”シーンもあって、こういうテイストも内田監督の作品でアリなんだなと思いました。監督にとっても新しいものをやっている感覚があったと思うので、一緒にできて楽しかったです。

― ダンスシーンはもちろん、アクションシーンも見応えがありました。ガンアクションの撮影に向けて準備したことはありますか?

佐久間:伝説の殺し屋というほど銃を扱うことが当たり前の世界にいる役なので、動きに説得力が必要だと思って。
サバイバルゲームで使うようなモデルガンを持っていたので、部屋の中でずっと持ち歩いたりしていました。握って構えるスピードや向きを意識して「銃口が下がっていたら当たらないよな」「上がりすぎても当たらないな」といったことを考えながら臨みました。

― 今後もアクションが楽しみですね。

佐久間:アクションは好きで自信もあるので挑戦していきたいです!

◆「もっと演技が上手くなりたい」恩師・内田英治監督からの学び

― 内田監督の存在について「映像でのお芝居の楽しさのきっかけをくれた恩師の1人」とお話しされていますが、具体的にどのような部分で演技の楽しさを教わりましたか?

佐久間:まず、初めてご一緒した映画『マッチング』の時に、吐夢みたいな役のオファーが自分に来たことにびっくりして、その感性が面白くて惹かれました。その中でも「映画は嘘をつけないんだよ」というお話が印象的です。映画館では、より大きな音響とスクリーンで作品の世界に集中するから、嘘はすぐバレる。だから嘘はつけない、と。それを聞いて面白いなと思いましたし、僕は“本物でいたい”と思うからこそ、試されているなとワクワクしました。実際に出来上がった作品を観たら、想いが伝わっていることを感じて、もっと映画に出たいと思うようになりました。

― スクリーンを通してご自身の演技を見た時に「こんな表情をしていたんだ」などの発見はありましたか?

佐久間:もともと自分のことは俯瞰で見られている感覚があったので、動きや表情は意外と自分の中では的を射ていた感覚があります。

内田監督は目の表現をすごく大事にしていて、僕は今回「3日間寝ていない目をして」と指示を受けたことがありました。例えば、なにか話している時に目線がそれたり、目が乾燥しているからと瞳がうるんでしまったりすると、その行為に意味が出てしまう。
そういう細かいところを「あ、こうやって意識していたんだ」と、自分の演技を見て逆に学びになりました。

― 今作で演じるダイヤや『マッチング』の吐夢など、佐久間さんのパブリックイメージとのギャップを感じる役柄も多いですが、そういった演技はご自身の内側から引き出しているのか、作り上げていくのか、どちらに近いですか?

佐久間:真逆のキャラクターなので想像しやすくて、最初は想像で作っていました。でも、内田監督に「もっと演技が上手くなりたい」と相談したらワークショップを開いてくださって、演技の起源や芝居の種類などいろいろなことを教わりました。その中で、感情の持っていき方として作り出すことも良いけど、自分が経験したことを出した方が説得力があると教えていただいて、それからキャラクターと自分の気持ちのフォーカスを置き換えることを意識するようになりました。

◆Snow Manの活動と重なる“調和”の座長論

― 座長として意識していたことがあれば教えてください。

佐久間:僕の中では土屋太鳳ちゃんが、一番の座長のイメージだったんです。彼女はとても強くて、僕は「令和のジャンヌ・ダルク」と呼んでいます(笑)。ちゃんと旗を振って「みんな行くよ」と先頭に立ち、みんながその背中についていく。最初はそんな太鳳ちゃんのスタイルを参考にしようと思っていましたが、自分はそのタイプではないということは分かっていました。そこで、自分にとっての座長ってなんだろうと考えた時に浮かんだのが“調和”です。Snow Manの中でも僕は調和を一番大切にしていて「みんなで楽しかったらいい」という想いが根本にあります。だから僕が座長ではあるけど「みんな座長で良くない?」みたいな(笑)。
“みんな主役”くらいの感覚で、みんなで楽しめたらいいなと。結果的に、みんなで座長をやってみようという雰囲気になっていきました。

― 具体的にやったことはありますか?

佐久間:差し入れはたくさんしました(笑)。よくSnow ManのMV撮影の時に入ってもらっている美味しいケータリングを呼んだり、夏の撮影だったので別のタイミングでアイスや甘いものを差し入れたりしていました。多分マネージャーが一番大変だったと思います(笑)。

やっぱり何かしたくなっちゃうんですよね。たくさんの方にお世話になっていたので、少しでもお返しがしたいなと思っていっぱい差し入れしました。

― チームのみなさんとの印象的なエピソードを教えてください。

佐久間:最初の頃が一番印象に残っています。みなさん怖いじゃないですか(笑)?どうやって仲良くなろうかなと考えていたのですが、小沢の兄貴(小沢仁志)がすごく気さくでフレンドリーな方で、「いや、踊れねえよ」なんて笑いながら場を盛り上げてくれたお陰で、現場の空気がほぐれていきました。

(椎名)桔平さんは名俳優ですし、独特の空気感があったので、最初は様子をうかがっていてツッコむこともできませんでしたが、小沢の兄貴がいじると、桔平さんもそれにのっかってくれて。そのやり取りを見て、僕もツッコミを入れたりしていました。
話していくうちに、可愛らしい一面がいっぱい見えて、愛嬌がある方だなと感じました。

★誠実に芝居と向き合い、仲間とともに『スペシャルズ』を作り上げた佐久間。インタビュー後編では、作品の核である“ダンス”を軸に、彼のパーソナルに迫った。

(modelpress編集部)

◆佐久間大介(さくま・だいすけ)プロフィール

1992年7月5日生まれ、東京都出身。2020年1月にSnow ManとしてCDデビュー。テレビアニメ「ブラッククローバー」(2020)で声優デビューし、映画『白蛇:縁起』(2021)で声優として初主演、映画『おそ松さん』(2022)ではグループで主演を務めた。近年の主な出演作品は、映画『マッチング』(2024)、『ナイトフラワー』(2025)、『白蛇:浮生 ~巡りめぐる運命の赤い糸~』(2026)など。待機作に、映画『マッチング TRUE LOVE』(2026年公開)がある。

【Not Sponsored 記事】
編集部おすすめ