◆「ターミネーターと恋しちゃったら」
今作は、笑って、ときめいて、泣ける前代未聞のSFラブコメディ。
400年後からやってきたアンドロイド・時沢エータを宮舘、大手出版社勤務のヒロイン・神尾くるみを臼田が演じる。
◆宮舘涼太、“初主演”アンドロイド役に全力投球
― まずは、本作のストーリーを聞いた時の感想を教えてください。
宮舘:正直、難しそうだなと思いました。というか、難しいです(笑)。だって、ロボットですから(笑)。でも物語が進むにつれて、くるみさんからいろいろなことを教わって、ロボットがアップデートしていく。その世界観が回を追うごとに面白いなと引き込まれていきました。それと同時に「今後この2人はどうなっていくんだろう?」と、視聴者目線でのワクワクも感じられました。また、日常ではできないようなことがたくさん出てくるので、僕自身も楽しみながら撮影に臨んでいます。
臼田:最初は「こんなこと本当に起こる?」と、結構冷静にツッコミながら読んでいました(笑)。でも読み進めるうちに、いつの間にか物語の中に引き込まれていって「こんなことがあったらいいな」「こういうことがあったら嬉しいよな」と、ツッコミながらも楽しんでいる自分がいて。
― 宮舘さんは今作がドラマ初主演となりますが、どのようなお気持ちで現場に臨まれていますか?
宮舘:正直、自分に務まるのかなという不安もありますが、目の前のことを前向きに捉えて、その日の撮影のベストを出すつもりで挑ませていただいています。実際に観ていただくまで、自分の姿をどう受け取っていただけるかは分からないですが「一生懸命」という言葉に嘘はないです。
― アンドロイド役での主演ということを、メンバーの皆さんに伝えた時の反応はいかがでしたか?
宮舘:「ロボットなんだ」という反応でした(笑)。主演という部分に関しては、すでに経験しているメンバーもいるので「これから大変だろうけど頑張ってね」と、気持ちの面で励ましのメッセージをもらいました。僕自身、今こうして主演を経験することで「あの時のメンバーはこういう気持ちだったんだ」と実感することができています。
あと「普段通りじゃん」みたいな反応もあって。「『普段通りじゃん』って?俺、ロボット…?」と思いつつも、スマートさやエレガントさはいつも通りだね、と言ってくれました。
◆宮舘涼太&臼田あさ美、現場で生まれた“不思議な一体感”
― 実際に共演されてみて感じた手応えを教えてください。
臼田:人って言葉に詰まったり、食い気味に話したりするのが自然な会話だと思っているのですが、ロボット相手だと会話のリズムも少し特殊で、成立しないんです。でも、難しい言葉を噛まずに、悩む間もなく淡々と話す(宮舘さんの)姿を見守るうちに、なんだか不思議な一体感が生まれている気がします(笑)。いつもそんな気持ちで撮影しています。
宮舘:僕はロボットなので、淡々と話すことしかできなかったり、逆にふとした瞬間にオーバーになってしまったり。でも、臼田さんが僕の演技をすべて包み込むように受け取ってくださるからこそ、この掛け合いが成り立つのかなと感じています。
― アンドロイド役ならでは撮影の面白さや難しさを教えてください。
臼田:「後からここにCG加工が入ります」という説明を受けて、まるであたかもその場で何かが起きているかのように演じるのは、難しくもあり楽しくもあります。宮舘さんに「そこに(目印の)シールがついていますよ」と声をかけたりして。
完成がどうなるのかを想像しながら演じるのは面白いです。特にエータがやってくる最初のシーンは、撮影が始まって間もない頃に撮ったので、私自身もまだ宮舘さんのことをよく知らない状態でした。「どんな方なんだろう?」という感覚が、くるみのドギマギ感や緊張感と重なって、すごく良かったなと感じています。
― アンドロイドらしさを表現するために加えたアクションはありますか?
宮舘:たくさんあります。何かを学習する際に、顎に手を添えて「学習しました」と言うのですが、それがエータのアップデートなんです。そのポージングや「学習しました」というワードは、監督とこだわって相談しながら作り上げました。
◆臼田あさ美、宮舘涼太は「居心地の良い方」「ユーモアたっぷり」
― お互いの第一印象と、共演を経て印象がどう変化したか教えてください。
臼田:クランクインした日からずっと変わらないですよね。
宮舘:本当ですか?
臼田:はい。最初から、すごく居心地の良い方でした。みなさんご存知のように、本当に紳士です。ただ、撮影が進むにつれて面白さがどんどん増してきちゃっていますね(笑)。本当にツボってしまうことがたくさんあります。でも、根本的な印象は最初から変わらず、紳士で誠実で面白いです。
― 宮舘さんから見た、臼田さんの印象はいかがですか?
宮舘:メリハリがすごくはっきりされている方だな、という印象です。
臼田:え、怖い(笑)?
宮舘:いやいや、そういう意味じゃないです(笑)。今作はラブコメディなので、コメディのシーンでは本当に心の底から笑っていらっしゃる。(隣りにいる臼田を指して)みなさん、この笑顔です。その笑顔に現場もすごく和んでいます。
臼田:本当ですか?笑いのツボにハマってしまって、必死に耐えている時も結構ありますよ(笑)。でも、いつも一生懸命やらせていただいています。
― 宮舘さんも演技に入るとスイッチが切り替わりますか?
宮舘:それは切り替えないと、お芝居になりませんから。僕だってずっとヘラヘラしているわけじゃないんですよ(笑)。そこはしっかり切り替えています。
― 撮影現場の雰囲気はいかがですか?
宮舘:明るいですよね。
臼田:はい。すごく居心地が良いですし、しっかり集中もできて、それでいて笑いもある現場です。宮舘さんは、すごく大人の振る舞いをされていますよ。ユーモアたっぷりで、私やカメラマンさんはそばにいるので、本番直前に笑いをこらえられなくなることがあります(笑)。スタートの声がかかるギリギリまで面白くて「本当にやめて」というような(笑)。
宮舘:やめます。
臼田:いやいや(笑)。本当に、すごく心地の良い現場です。
宮舘:ありがとうございます。良かったです。
― 宮舘さんはユーモアが溢れているとのことですが、ご自身ではどのように感じられていますか?
宮舘:そうかもしれません(笑)。現場では皆で意見を出し合いながら「こういうリアクションはどうですか?」「それならこうしてみよう」といったやり取りを大切にしています。1日に何話分も撮影するので、その時々のエータやくるみさんの感情に変化があるので、周囲の方に助けてもらいながら、コミュニケーションを密に取るようにしています。
ただ、たまに現場をシーンとさせてしまうこともあります(笑)。カメラマンさんに「そのスタンド、カメラに映るよう、ちょっと前に出して」と言われた時、ボソッと「スタンド・マエ・ニーですね」と言ったんです。そしたら、場がシーンとなって。それはよく覚えています。
臼田:私は“つぶ舘さん”が好きでした(笑)。監督が「エータさんのこのセリフは、この言葉をちょっと粒立てるように言ってほしい」とリクエストされて、宮舘さんが本番撮影で「つぶ舘です」とおっしゃって。本当にやめてくださいと思いながら本番に挑みました(笑)。
宮舘:すみません(笑)。そんなこともありましたね。
臼田:楽しいです(笑)。
◆宮舘涼太&臼田あさ美、一途に守り抜きたいポリシー
― ご自身が演じるキャラクターに共感するところ、相手のキャラクターに魅力を感じるポイントを教えてください。
臼田:私がくるみさんに共感できるのは、感情を誰かにわーっと吐き出すタイプではないところです。人の話を聞きながら、実は心の中で「本当はこうだったんだけどな」と後から思ったりする姿にはすごく共感できますし、そういう人って実はたくさんいるだろうなと感じます。ドラマだと「今日こんなことがあってね」と説明するシーンも多いですが、くるみは友達から何か投げかけられても「私はこう思ったけど、今は言わないでおこう」と飲み込む瞬間があったり、エータさんに対しても、別に自分のことを話そうと思って始めたわけではないのに、会話の流れでふと本音が出てしまったり。そういう些細な感情の出し方は共感できるポイントです。
エータさんは、すごく真摯なところが宮舘さんとリンクしている気がします。あとはユーモアをどう演技で出していくか、宮舘さんが監督と相談して組み込んでいるので、そういう部分にも宮舘さんらしさがあると思います(笑)。
宮舘:なんで半笑いなんですか(笑)?
臼田:(笑)。みなさん楽しみにしていてください。
宮舘:エータはロボットですからね。強いて挙げるなら、細かさでしょうか。例えば、物を置いた時の角度にこだわるとか。エータは置く場所が決まっているとインプットされていて1ミリの迷いもなく置けるはずなので、そういう細部にこだわる部分は似ているかなと思います。くるみさんは、何ですかね…。
臼田:大丈夫ですよ。パスしても。
宮舘:いやいや、そこは引き受けさせてくださいよ(笑)。あ、食べるのが好きです。お食事の時間をすごく大事にされていて、その時間が近づくとウキウキされています。くるみさんも劇中で食事をするシーンがありますし、そこは似ているかなと。ちょっと薄味でごめんなさい(笑)。
臼田:いえいえ、十分です。“薄田”です(笑)。
宮舘:お後がよろしいようで(笑)。
― お二人のキャラクターに共通する“一途さ”。普段の生活や仕事で、一途に守り抜きたいと思っているポリシーを教えてください。
臼田:睡眠の質です。睡眠時間がすべてに影響すると考えていて、寝れていないと本当に性格が悪くなるんです(笑)。自分でも嫌な人になっていると感じて、それでまた落ち込んでしまいます。食べることも同じくらい大事なのですが、ちゃんと寝ることで集中力を保てたり、人に優しくできたりする気がするので、睡眠の質だけは守り抜きたいです。
宮舘:こなれないことです。一生懸命な姿には、人の心を打つ力があると思っています。例えば、レギュラー番組の収録には決まった曜日の決まった時間に行く、というルーティンのようになっている仕事も多いのですが、こなれず、毎日を新鮮な気持ちでお届けできるよう心がけています。
◆「ターミネーターと恋しちゃったら」キュンポイントは?
― それぞれが感じる今作のキュンポイントを教えてください。
臼田:くるみさんはキュンをすごく求めているわけでも、それを上手にコントロールできる人でもなくて。不器用ながらに、舞い降りてきたロボットと過ごす中で生まれる予期せぬキュンが多くて、それがすごくいいなと思いました。あざとくないのがくるみさんらしいなと感じていて、その不意なキュンがこのドラマの見どころになりますし、くるみさん自身にとってのキュンでもあると思っています。
宮舘:エータはくるみさんが発する言葉から毎回学習をしているのですが、知らないことを教えてくれる存在って、大きく見えたり、偉大に感じたりするじゃないですか。だから、くるみさんから教わる時に「この人が言うことは正しい」と学習して、学んだ言葉を逆にくるみさんにかける場合もあります。そうしたお互いのやり取りすべてが、キュンポイントではないかと思います。
― 役のビジュアルでお気に入りのポイントはありますか?
臼田:宮舘さんは、すごくきっちりとしたスマートな姿なのですが、私は真逆で部屋着やパジャマのシーンが多くて、そんな2人が一緒にいる時の時間が大好きです。自分だけ楽をさせてもらっているようで良い気分です(笑)。
宮舘:僕は、アイテムとしてはネクタイですね。実は、ネクタイの色が感情の変化によって変わるんです。
臼田:えー!?知らなかった!
宮舘:え(笑)?
臼田:色が変わっているなとは思っていました。でも、それが感情とリンクしているというのは今初めて知りました。これからの撮影ではしっかりチェックします(笑)。
宮舘:はい、ご期待ください(笑)。ネクタイの色の違いによって、エータが今どう思っているのか、この場面がどういうシーンなのかということが分かるようになっているので、作品を楽しむ上でのポイントになると思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
◆宮舘涼太(みやだて・りょうた)プロフィール
1993年3月25日生まれ、東京都出身。2005年に入所し、2012年にSnow Manを結成。2020年1月22日に「D.D.」でCDデビューを果たす。映画「おそ松さん」(2022)でグループとして主演を務めたほか、「大奥」(2024/フジテレビ)で連続ドラマ初出演、「キャスター」(2025/TBS)では日曜劇場初出演を飾った。待機作に、映画「黒牢城」(6月19日公開)がある。
◆臼田あさ美(うすだ・あさみ)プロフィール
1984年10月17日生まれ、千葉県出身。ドラマ「ひと夏のパパへ」(2003/TBS)で俳優デビュー。映画「愚行録」で「第39回ヨコハマ映画祭助演女優賞」を受賞した。近年の主な出演作に、ドラマ「御上先生」(2025/TBS)、「有罪、とAIは告げた」(2026/NHK)、映画「早乙女カナコの場合は」(2025)などがある。
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