【モデルプレス=2025/09/17】SUPER EIGHTの横山裕が9月16日、東京「Zepp Haneda」にて自身15年ぶりとなるソロツアー「ROCK TO YOU LIVE TOUR」を開催。自身の母親にむけて作詞した楽曲「オニギシ」を同ツアーで披露した理由を明かした。


◆横山裕「オニギシ」ソロツアーで15年ぶりに歌唱した理由明かす

横山が作詞を担当した「オニギシ」は、女手ひとつで育ててくれた母親との幼少期の思い出を、ユーモアを交えて描いた楽曲。横山は、母親との思い出を回顧し「15年前、大阪城ホールでソロコンサートをしていたとき、おかん(母親)が見に来てくれて、すごく嬉しくて。でも、あまり嬉しさを表現できなかったし、照れくさい時間が流れている中で、おかんがおもむろにに“おにぎり”の差し入れをしてくれて。おかんもこの曲が大好きでした」と明かした。

その後、青森でソロコンサートをしていた日、母親が逝去。「本番1時間前に弟から電話がかかってきて『おかんが亡くなった』って。信じられなかったし、どうしたらいいんだろうって。でも、今帰ったらおかんが一番嫌やろうなと思って、俺はライブすることに決めた」と当時の心境を告白。しかし、当時セットリストの最後に用意していた母親への思いを歌った「オニギシ」は涙で歌うことができなかった。「号泣しちゃって、みんな(ファン)何が起こったか分かっていなくて、すごく不安にさせて本当に申し訳なかったなって」と振り返った。

あれから15年、再びソロコンサートをすることに。横山は「今回ソロプロジェクトをやるにあたって『オニギシ』をいれる、青森で『オニギシ』を歌う、これを決めてプロジェクトを立ち上げました」と同曲への強い思いを打ち明けた。
迎えた青森公演(8月23日/リンクステーションホール青森)では「泣いて歌われへんかった(笑)」としつつも「でもそれでいいんやなって思った。それが俺やし」と、15年前とは違う気持ちで歌い切ることができたと明かした。

◆横山裕「24時間テレビ」メンバーの歌唱に感謝「めちゃくちゃ嬉しかった」

また、横山がチャリティーランナーとして出演した「24時間テレビ48」(日本テレビ)にて、SUPER EIGHTメンバーが同曲を歌唱していたことについても触れ「テレビ見直したら、メンバーが『オニギシ』歌ってくれていて、めちゃくちゃ嬉しかった。本当にメンバーに感謝しています」と改めて感謝した。

横山は、最後に“大事なこと”とファンに前置きし「確かにおかんはいなくなった。でも、いてくれたことが大事なんです。おかんがいてくれたから俺が生まれて、弟たちが生まれて、素敵なメンバー、後輩、スタッフ、あなたに会えた。全部おかんが繋いでくれました。いてくれたことが大事なんだなって思えるようになりました」と前向きな気持ちで同曲への熱い思いを語った。

母親の写真と横山の幼少期の写真がスクリーンに映し出される中、優しい歌声で「オニギシ」を披露した横山。15年前と同じくセットリストの最後に持ってきた同曲を最後までしっかりと歌い上げた。そして「これも、おかんが教えてくれたこと。
『ありがとう』っていつでも言われへんから、言える時に言ったほうがいいと思うねん。だから言うね『ありがとう!』」とファンへ呼びかけた。

◆横山裕、15年ぶりソロツアー「ROCK TO YOU LIVE TOUR」

横山による“武者修行”1年間限定ソロプロジェクト 「ROCK TO YOU」。ソロファンクラブの発足に加え、6月9日に自身初となるソロアルバム「ROCK TO YOU」をリリースし、自ら作詞を手掛けたまっすぐかつ等身大の楽曲をはじめ、今回のためにアレンジされた既存曲も収録された。同アルバムを引っ提げて行われた全国11都市を巡る同ツアーは、デビュー20周年を経てもなお挑戦を続ける横山が“あなた”に届ける全身全霊のロックなステージとなっており、今の“横山裕”を余すことなく感じることができる。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】
編集部おすすめ