【モデルプレス=2026/02/19】BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会は、日本テレビ系バラエティ番組「月曜から夜ふかし」(毎週月曜22時~)の恣意的編集に関する対応を発表。同番組は、2026年2月19日までに公式サイトを更新し、今後について述べた。


◆BPO「月曜から夜ふかし」恣意的編集に関する対応を発表

同番組は2025年3月24日に「この春上京する人へのアドバイスを聞いてみた件」企画の街頭インタビューで、中国出身の女性のエピソードを放送。同月に制作スタッフの意図的な編集によって女性の発言の趣旨とは異なる内容となっていたことを謝罪。同年5月には、再発防止策を実施できる体制が整ったとして街頭インタビューを再開することを発表していた。

委員会は、2026年2月13日に放送倫理検証委員会を開いたとし、「日本テレビ『月曜から夜ふかし』への意見について、当該放送局から再発防止に関する取り組み状況などの対応報告が書面で提出され、その内容を検討した結果、報告を了承して公表することにした」と説明。公開された報告書には、委員会決定の公表後、日本テレビコンテンツ制作局の全社員にBPO意見の全文を周知し、取材対象者の意に沿わない恣意的な編集や、ロケ現場での不適切な演出などを防ぐ方策などについてアンケートを実施したこと、それを基にディスカッションを行ったことが記された。

また、再発防止策として「インタビュー素材の全文文字起こしを制作会社と日本テレビのプロデューサー陣がチェックし、恣意的な編集が行われていないかどうかを確認」「従来アシスタントディレクターが行ってきた取材対象者への最終確認を、今後はプロデューサーが行うことを義務化」「プロデューサーがディレクターから取材や編集過程で気になったことを聞き取り、ケアすべき点を洗い出して制作陣に共有する仕組みを構築中」などが述べられた。

その上で、同局は「信頼を取り戻すために今後は品質という考え方を意識し、番組制作者同士の信頼感を大切にすることを前提に、制作者の熱意の隣には不正の動機があるという現実を直視して、喉元過ぎれば熱さを忘れるといったことにならないように脇を締めて番組作りに取り組んでいく」と総括。同番組の公式サイトでは「2025年10月21日にBPOから通知された『月曜から夜ふかし』に関する意見を真摯に受け止めております」「ご指摘をふまえて再発防止に向けた体制の強化や社員・スタッフの研修に取り組み、今後の番組制作にいかしてまいります」と今後についてつづられている。

◆BPO「月曜から夜ふかし」対応は「非常に良い再発防止策」

そして、委員会は同番組の対応を受け、「現場で声をあげやすい仕組みをスタッフと協議しながら作っていくというのは非常に良い再発防止策だ。現場の声をちゃんと聞いて番組制作を進めていってほしいというメッセージが伝わったと感じた」「『再発防止策に、番組全体会議で毎回人権について考えさせる問いかけをしていくとあり、かなり注意して対処がなされているという印象を持った』といった意見が出され、報告を了承して公表することにした」と記している。(modelpress編集部)

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