◆市川染五郎、親子3代でハムレット役に喜び
祖父と父も演じてきたハムレットを演じる市川は「『ハムレット』という作品は、先ほどご紹介いただいた通り、私の家にとりましても、とても大切な作品でございまして。その作品に挑戦させていただく第一歩を踏み出せるというのは、とても嬉しく思っております。まだ(デヴィッド・)ルヴォーさんの演出を受けて稽古に入るのはこれからなのでございますが、どんな『ハムレット』になるのか。既に公開されているポスターからも、なにかちょっと今までの『ハムレット』とは違うなという感じがあると思うんですけれども、演出的な部分がこれからどうなっていくのか、私自身も楽しみにしているところでございます」とコメント。當真は「私自身、舞台が初めてでして。なにも分からないことだらけなんですけど、本当に楽しみという気持ちがすごく強くて。これから緊張もありますけど、それも含めて、いろんなことを楽しんで、舞台作品と向き合っていけたらなと思っています」と心境を明かした。
市川は「右手にも指輪をしているんですけれども、これは祖父がハムレットを演じたときに着けていた指輪で。祖父から直接いただいたものなんですけれども、本番でも着けられたら着けたいなと思って、譲ってもらいまして。お守り代わりのような感じで、今日は身に着けさせていただいています」と祖父の松本白鸚から譲り受けたことを報告。そして「祖父も父も言っていたのは、最後の(剣術の)試合のシーンがあるんですけれども、そのシーンのためにフェンシングを習ったそうで、『フェンシングやらなきゃね』っていうことだけ言われました。それ以外はあまり、まだ言われていません」と明かした。
さらに「演出が違うとまたいろんな解釈も変わってくるでしょうし。そこらへんは、いつもそうですけど、歌舞伎の外のお仕事に関しては、そんなにアドバイスっていうことはあまりないんです。でも、稽古に入った段階からまた何か発見があったり、疑問だったりそういうものがあれば、経験者である祖父と父にはいろいろ話を聞きたいなと思っています」と発言。続けて「祖父は『ハムレット』だけではなく、シェイクスピア劇、4大悲劇を全てやっておりますし、シェイクスピア劇というもの自体への向き合い方と言いますか、取り組み方みたいなものも、祖父から感じられたらいいなと思っています」と話していた。當真の印象に話が及ぶと、市川は「本当に、透き通るような透明感が。後ろが見えるぐらいな透明感で、そこにまず圧倒されました」とジョークを交えながら語って、當真を笑わせていた。
◆舞台「ハムレット」
シェイクスピアの四大悲劇の一つである『ハムレット』は、人間の苦悩を深く描いた傑作として愛されてきた作品。市川はストレートプレイ(台詞劇)初出演・初主演となる本作でタイトルロールのハムレットを演じ、舞台初出演の當真はヒロインのオフィーリアを演じる。この日は共演する石黒賢(敵となるクローディアス役)、柚香光(ハムレットの母・ガートルード役)も出席し、キャスト4人はブシュロン ジャパン(協賛)の華やかなアクセサリーを着用して登壇していた。(modelpress編集部)
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