小林賢太郎を擁護するインパルス板倉と爆問・太田の残念感

小林賢太郎を擁護するインパルス板倉と爆問・太田の残念感
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藤本貴之[東洋大学 教授・博士(学術)/メディア学者]

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小林賢太郎氏が過去のコントのネタに、ユダヤ人大虐殺(ホロコースト)を揶揄するものがあったとして東京五輪ディレクターを解任された件は、国際的な常識・良識と、日本メディアの人権感覚の希薄さの違いが浮き彫りになった事件といえよう。
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エンターテインメントや創作物とはいえ、ホロコーストを否定したり、正当化したり、揶揄の対象にしてはいけない。これは国際社会では常識である。ドイツ国内であれば「逮捕案件」になる可能性すらある大問題。ナチスに関する犯罪には時効はなく、人類史上最悪ともいわれる民族虐殺の犯罪は、軽々しく笑いのネタにするようなものではないのだ。

小林単独で担当した箇所はなかったという理由から、組織委員会は、五輪開会式を予定通り挙行したが、これは快挙でも英断でもなく、日本という国家が知的後進国であることを如実に表した国辱的な愚行であろう。これにより、五輪開会式は私たち日本人が税金165億円を使って世界に恥を晒したイベントになったように思う。

そして何よりも危険な兆候は、小林解任に対して、一部で擁護する意見が散見されている、ということだ。擁護しないまでも、「隅々までチェックなどできない」「ちゃかした趣旨のネタではない」「切り抜きである」という論調で、小林がいわば誤解を受けた「被害者」でもあるかのような同情を寄せているケースもある。

グローバル化が進む令和にも関わらず、こういった国際感覚の欠如や希薄な良識性がどうどうと語られる日本のメディアに筆者はいささかの恐怖を覚える。例えば、お笑いコンビ・インパルスの板倉俊之氏は小林の解任に対して苦言を呈するという形である種の「擁護」を行なっている。

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