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「これって、現代版の姥捨て山だぜ」は本当か!? 世論づくりか。ここにきて国による「棄老政策案」が続々と打ち出されている。
介護保険でも、国はこんな改悪を企んでいる。自己負担2割、ケアプラン作成の有料化、要介護1.2は保険外、公的老人施設多床型の室料負担など。
自己負担が2倍になって、「軽度」は介護保険の対象外となれば、家族の介護離職はさらに進んで共倒れは必至。だから介護悲劇の頻発は言うに及ばない。即ちこれら改悪は「あとは自治体さん、適当によろしく」という国による堂々の自治体への丸投げだが、ここで矢面に立つ自治体側がなんら抗議しない理由が分からない。
[参考]統一教会の傘下が自民党という国辱
ケアプラン作成の有料化では、介護サービスを得るに際して、利用そのものの「入り口」を狭くする。その手口は、誰もが生命に関わる公的なサービスに辿り着ける精神とは誰の目にも違う仕組みだ。ついては利用控えが予測され、重度化を誘い、かえって介護の必要性が高まるという悪循環をもたらす。当然だが国庫負担も高まる。さらに「差額ベッド」に似た徴収は、ようやくはいれた相部屋にも及ぶというから恐れ入った。それらを仕掛ける施政者は悪代官としかいいようがない。
さらに、福祉用具でもレンタル廃止から買い上げが検討されている。当事者にとっては「たかが歩行器、されど歩行器」だけに、あまりに罪深い。介護保険は3年に一度の見直しだが、その度に保険料は上がり、その度に使い勝手の改悪が続く。
「これって、もう保険制度じゃない。保険料をとっておいて、いざ使いたいときに使えないんだから。介護保険、これも国のする詐欺だよ。」
もともと保険制度に依拠する我が国の社会保障制度は脆いか。
「GOTOも旅行補助金も、生きるに精一杯のかすかすの私たちの暮らしには関係がないよ。」
「コロナで年寄りは搬送されず自宅放置。防衛費増額の犠牲か、まるでバターか大砲かの選択だよ。」
明日は我が身だ!! メディアによる老後貧困の究明が急がれる。