家を買う、マンションを買う、部屋を借りる…住まい選びはQOLを左右する重要な決断です。その後の生活を想像しながら、時間をかけて選びますよね。

中でも、とりわけ選ぶのが難しく、責任も重大なのが老人ホーム選びです。

多くの場合、ご家族や兄弟、親戚の方が本人に代わって、あるいは本人と一緒に選んでいます。

今回のピックアップでは「みんなの介護」に届いた入居先決定者のアンケートを元に、誰の施設を探したか?の調査結果を紹介します。

最多は実の母! 実の父の約2倍という結果に

実の父、実の母、義理の親…探したのは誰の入居先?! アンケー...の画像はこちら >>


一位は実の母、二位は実の父となりました。実の母の割合は実の父の約二倍となっています。

実の両親で全体の78.3%を占める結果となりました。

三位に義理の母、五位に義理の父が入り、実の親と同様に父母間で約二倍の差がついています。

なお、平成28年に実施された「高齢者向け住まい及び住まい事業者の運営実態に関する調査研究」によりますと、介護付有料老人ホームでは女性の割合が74.2%、住宅型有料老人ホームでは68.4%、サービス付き高齢者向け住宅では68.2%となっており、女性が男性の2,5~3倍となっています。

祖父・祖母、兄弟・姉妹あわせて3%

親以外の割合も見ていきましょう。

祖母の1.2%に対し、祖父は0.3%となっており祖父母間では4倍もの差が付きました。女性のほうが多いのは親と変わりません。

兄弟・姉妹は1.5%となっています。

探したのは「親の施設」が9割

今回の調査結果から「施設探し」は親の施設を子が探すケースが圧倒的に多いと言えそうです。

なお、アンケートに記載いただいたコメントから、親の施設を探す際の大変さが伝わってきます。

親と希望が合わない 

高知県女性 入居者とのご関係;実の母

母本人の希望は、年寄り扱いはされたくない、 今までと変わらない独り暮らしがしたい、 娘の私は、身体が弱り介護の支援を受けて生活してほしいと、住まいに対し親子で意見が違っておりました。 そうした中、サービス付き高齢者住宅の存在を知り、 訪問してみると、私達親子の希望が叶う施設で、ありがたい事に入居する運びとなりました。

親の代わりに複数見学

茨城県女性 入居者とのご関係:実の父

県内には両親をすぐに受け入れてくれる施設がなかったため、県外の施設を検討することになりましたが、高齢で何度も車での移動ができないため、資料を取り寄せたり、先に私が1人で見学し親に報告し、選んでもらう方法をとりました。それで候補となった2箇所の施設の見学を両親にしてもらい、入居先が決まりました。

何もわからないなか一人で下見へ

神奈川県女性 入居者とのご関係:義理の母

私が一人で見学に行き、その時点での義母の状態をお話しして、施設の相談員の方に親身に相談にのっていただきました。認知症について分からないことが沢山あったので、色々教えていただきました。その日に順番待ちに登録してくださったのも有難かったです。 改めて夫と弟が見学させていただきました。

仕事で忙しかったり、遠方にお住まいであったり、そのような状況下での施設選びはとても大変です。

施設選びでお困りの際はみんなの介護入居相談センター(0120-370-915 年中無休 9-19時)にご相談ください。

【調査概要】

  • 集計期間 2022年6月1日~2023年5月31日
  • 有効回答数 4,493件
  • 入居先決定者からの「入居お祝い金申請者アンケート_入居者とあなたとのご関係」の結果を集計
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