老後に住みたい介護施設　一番人気は「サービス付き高齢者向け住宅」

2023年07月19日(水)11:55

いま、シニア層の老後の住まいとして、サービス付き高齢者住宅の人気が高まっています。老後の住まいとして希望する住宅形態を問う意識調査の結果※では、１位は憧れの「一戸建て」、２位には数ある介護施設の中から「サービス付き高齢者向け住宅」がランクインしました。

※老後の住まいに関する意識調査」AlbaLink社

サービス付き高齢者向け住宅とは

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）とは、バリアフリーの環境で、安否確認や生活相談サービスを受けながら、安心して生活できる高齢者向けの賃貸住宅です。自立した生活を送りつつも必要なサポートを受けられる環境を提供します。「一般型」と「介護型」があり、介護型のサ高住の場合、毎月定額で介護サービスを受けられます。

サ高住の魅力

サービス付き高齢者向け住宅の、主な魅力はこちら。

高齢者の契約がしやすい

高齢者になると収入面の不安や孤独死のリスクなどから、一般的な賃貸住宅が借りにくくなる傾向にあります。
しかし、サ高住は高齢者の方のための賃貸住宅なので、条件を満たせば簡単に入居できる点が大きな魅力です。

入居者の自由度の高さ

外出や外泊をする場合、有料老人ホームの多くは施設に届け出る必要がありますが、サ高住は必要ありません。
そのため、「買い物に出かける」「自宅に戻る」といったことがしやすい施設といえます。

社会的なつながりを得られる

自立した生活を送る入居者が多いサ高住ではレクリエーションやサークル活動を通じて、他の入居者との活発な交流も図れます。
これにより孤独感を軽減し、社会的なつながりを保つことが可能となります。

一部の施設は介護が必要な方にも対応

サ高住の主なサービスは安否確認と生活相談ですが、「介護型」のサ高住では必要な方に対して、専門的なケアを提供します。
食事提供や清掃、洗濯などの日常生活支援サービス、入浴、排泄などの身体介護、リハビリテーションや機能訓練などのサービスも提供されます。

老後の住まいとしてサービス付き高齢者向け住宅を希望する人たちは、「家族に迷惑をかけずに日常生活を過ごせる」、「一人暮らしで定期的に安否確認が行われる」といった理由を挙げています。また一戸建てに住みたいと回答した人の中にも、最終的にはサ高住に入りたいと考える人がいることが明らかになりました。

実際に行ってみた

介護施設の中で特に人気のあるサービス付き高齢者向け住宅。みんなの介護がVR撮影取材で伺った施設を、３つご紹介します。

一つ目は東京都三鷹市にある「ガーデンテラス仙川」。“ホテルの優雅さ”と“我が家のくつろぎ”を目指した施設で、明るい雰囲気と格調高いインテリアが特長。建物の中にクリニックがあり、医師による訪問診療にも対応しています。費用は「入居時33.6万~63.6万円」、「月額25.8万~49.1万円」です。

ガーデンテラス仙川

夫婦で入居出来るお部屋もあるため、二人そろっての住み替えを検討されている方々にも最適です。
全室に緊急通報装置が完備され「万が一」への安心もあります。