※約60年間にわたり信じられてきた女性の“ツボ”は幻想だった。写真/bigevil600


サザンオールスターズの歌の題名にもなり、女性をベッドで喜ばせるハウツーなどに登場する、「G」をかんむりにした女性のスポット部分。
それが存在しないことが判明した。ハフィントン・ポストやデイリーメールも報じており、海外でも有名な“ツボ”だけに、その反響は大きいようだ。

この発表を行ったのは、イタリアのトルヴェルガータ大学で内分泌学および性科学の教授をつとめるエマニュエル A ジャニーニ(Emmanuele A. Jannini)氏らの医師チーム。

教授は論文で「女性の性感帯は特定されたスポットではなく、『非常に動的かつ敏感な構造』の複合したゾーンであると主張。著名科学誌『ネイチャー』の姉妹誌である『ネイチャー·レビュー尿学』の最新号に掲載された。

そもそも例のスポットは誰がそうだと言い始めたのか。それはドイツの産婦人科医エルンスト・グレフェンベルグ博士で、1950年にさかのぼる。博士は400人の女性を対象にした研究で、その秘所の存在を明らかにした。

そして博士のこの研究をもとにして、不感性治療などの基本理論などでも使われていたのが実情だ。

しかし今回の発表で、ジャニーニ教授は「女性の喜びは生殖器全体と関連がある」「グレフェンベルグ理論はあまりにも単純化させた」と明らかにした。これにより女性の特定部分に男性が固執することをやめ、生殖器損傷への予防になるとコメントしている。

文/基島樹一Related posts:
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