※このまま死ぬのだけは嫌だ…(編集部より)
「したいけれどできない、する相手もいない…」そんな状況はストレスを呼び寿命を短くするという研究結果が、ショウジョウバエを使った実験で判明した。科学雑誌『サイエンス』に掲載された、米国ミシガン大学のスコット・フレッチャー博士の研究によれば、交尾欲を感じるオスのショウジョウバエに交尾をしないように制御した結果、寿命が最大40%減少。
交尾のできないストレスが雄バエを短命にしたのである。
研究チームによれば、交尾欲求がありながらできない状況におくと、ショウジョウバエの脳内にニューロペプチドF(NPF)と呼ばれる化学物質が増加しており、これが寿命減少に関連していると予想している。
人間の脳内にもNPFによく似たニューロペプチドYが存在するため、この研究結果がただちに人間に適用できるかは不明だが、研究結果があてはまる可能性があるという。
BBCなどの海外メディアがこれを報じており、インターネット上では、実験のショウジョウバエと同じようなストレスを抱えた男女が、「一人でアレをやっているのを親に見つかったら『パパは僕を早死にさせたいのかい?』と言うつもりだ」「“シングルス”の有益性が明らかになったな」「はやく捨てようぜ、ただし俺とな┌(┌^。^)┐」などと盛り上がっている。
現段階で人間に当てはめても意味がないだろうが、寿命が40%減だと考えた場合、日本人の男性平均寿命が約80歳、女性が86歳(平成23年厚生労働省発表)であるから、「できないストレス」を抱えた人たちは男性48歳、女性51歳となる可能性もあるということだ。実に恐ろしい…。
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