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2024年は食品や日用品の値上げ、新NISA制度の開始、新紙幣が発行されるなど数々の変化が起きた一年であった。さまざまなニュースを見聞きすることがあった中、印象に残ったニュースはあるだろうか。

2024年に気になったお金のニュースについて全国の20~40代の会社員1,177人を対象に調査した。

Q1. 2024年に最も気になったお金のニュースはなんですか?

食品や日用品の値上げ 41.3%
新NISA制度 19.6%
新紙幣の発行 7.6%
最低賃金の引上げ 7.6%
日銀マイナス金利政策の解除 5.7%
定額減税 3.5%
その他 0.7%
特にない 14.0%

2024年に最も気になったお金のニュースについて訊いたところ、ダントツで多かったのが「食品や日用品の値上げ」で41.3%だった。2024年は連日のように食費や日用品の値上げがニュースで取り上げられ、家計にも大きな影響を与えた。値上げによる物価高は2025年に入ってもなお続いており、今後の家計が不安と感じている人も多いだろう。次いで「新NISA制度」との回答が19.6%であり、2024年から始まった新NISA制度へ関心を寄せている人が多いこともうかがえる。

Q2. 2025年の景気の動向はどうなると思いますか?

良くなると思う 16.8%
悪くなると思う 47.1%
変わらないと思う 24.9%
わからない 11.2%

2025年の景気について「良くなると思う」と回答した人は16.8%と少なく、大半の人が「悪くなると思う」「変わらないと思う」と回答した。2024年は物価高の影響もあり、買い物を普段より控えたという人もいるだろう。今年に入っても物価高が続いているためか、今後の景気にあまり前向きな印象を受けていない人が多いといえる。

Q3. 2024年にやってよかったお金のことはなんですか?(複数回答)

ポイ活 42.4%
投資 27.2%
家計の見直し 24.2%
ふるさと納税 13.3%
副業 10.8%
転職 9.4%
資格の勉強 6.9%
その他 0.4%
特にない 22.9%

2024年にやってよかったお金のことについて訊くと「ポイ活」「投資」「家計の見直し」といった回答が多く寄せられた。特に普段の買い物やアプリなどで手軽に始められるポイ活が人気を集めているようだ。また、新NISA制度が開始したことに伴い、投資にもこれまで以上に注目が集まっているのかもしれない。

2024年は、値上げや新NISA制度の開始など、お金について考える機会がこれまでよりも多い一年だったのではないだろうか。物価高は今後も続くことが予想されるが、家計の見直しをするチャンスともいえる。1年間の家計を振り返り、今後取り組みたいお金のことについてじっくりと考えてみるのもよいだろう。



(藤田祐依)

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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2025年2月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,177件

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