2025年9月18日に【NEXT FUNDS TIP FactSet 台湾イノベイティブ・テクノロジー50指数連動型上場投信】(銘柄コード:412A)が新規上場することから、この新しいETFの特徴、組成や設定のねらいについてご紹介いたします。
基本情報
銘柄名・コードNEXT FUNDS TIP FactSet 台湾イノベイティブ・テクノロジー50指数連動型上場投信(412A)ファンドの特色日本円換算したTIP FactSet 台湾イノベイティブ・テクノロジー50指数(税引前配当込み)(対象株価指数)に連動する投資成果(基準価額の変動率が対象株価指数の変動率に一致することをいいます。)を目指します。(※最初の計算期間は2025年9月16日から2026年4月7日まで)分配金支払基準日毎年4月7日、10月7日(年2回)管理会社野村アセットマネジメント株式会社信託受託会社三菱UFJ信託銀行株式会社売買単位1口単位信託報酬2025年9月16日現在 0.28%(税込0.308%)上場日2025年9月18日(予定)
新しいETFの特徴
台湾のテクノロジー企業50社に投資
NF・台湾テック50 ETF
商品概要

*2025年9月18日上場当初の最低投資金額
テクノロジー分野が支える台湾の経済成長
IMFは2025年4月の世界経済見通しで、2025年の世界全体の経済成長率を2.8%に下方修正しましたが、台湾の経済成長率は2.9%に上方修正しました。これは前回の予測である2.7%を上回るだけでなく、他の先進諸外国よりも良好な数値です。
【図表1】各国の実質GDP成長率(IMF予想値)

(出所)IMF「World Economic Outlook Database, April 2025」より野村アセットマネジメント作成
台湾の代表的な株価指数である台湾加権指数*の業種別時価総額比率を見てみると、情報技術セクターが約7割を占めています。他国と比較してもその比率は圧倒的に高く、台湾の経済成長の主役がテクノロジー分野であることが分かります。
*台湾加権指数:TWSE(台湾証券取引所)に上場する全銘柄を対象に算出した時価総額加重平均型の株価指数
【図表2】各国の代表的な株価指数の業種別時価総額比率

※業種はGICSセクター分類に基づきます。
(出所)BloombergおよびS&P Dow Jones Indices LLC、MSCIのデータを基に野村アセットマネジメント作成
また、世界半導体株指数*において米国に次ぐウェイトを占めており、世界の半導体市場における台湾の存在感の大きさを示しています。
【図表3】世界半導体株指数の国別構成比率

2025年7月末時点
(出所)MSCIのデータを基に野村アセットマネジメント作成
連動する指数の特徴
TIP FactSet 台湾イノベイティブ・テクノロジー50指数のご紹介
台湾に上場する株式のうち、テクノロジー分野が収益の主となっている企業について、時価総額、収益性、研究開発費等の観点からなる基準を満たした銘柄の時価総額上位50銘柄で構成されています。
特定の銘柄のウエートは指数全体の30%を上限とし、また上位5銘柄のウエート合計は指数全体の65%を上限としています。
【図表4】指数の銘柄選定プロセス

*2 2025年7月末時点の為替
*3 TWSE(台湾証券取引所):台湾の主要証券市場の1つ。TPExと比較して、時価総額が大きく事業基盤が整っている大型企業向けの市場
*4 TPEx(タイペイエクスチェンジ):台湾の主要証券市場の1つ。TWSEと比較して、時価総額が小さいベンチャー企業や中小企業向けの市場
*5 2025年7月末時点
(出所)TIPの資料を基に野村アセットマネジメント作成
※上記は、指数の銘柄選定プロセスについて単純化したイメージ図であり、全てを説明しているものではありません。
連動指標のパフォーマンス
算出開始の2023年5月以降の円ベースのパフォーマンスを見ると、台湾加権指数やS&P500を上回るパフォーマンスを残しています。
【図表5】指数のパフォーマンス(円ベース)

※配当込み指数を円換算して使用
(出所)Bloombergのデータを基に野村アセットマネジメント作成
連動指標の主要構成銘柄
【図表6】指数の構成上位10銘柄

(出所)TIPのデータを基に野村アセットマネジメント作成
★TSMCとは
世界最大の半導体ファウンドリ企業
半導体製造を専門とする企業として世界で最も規模が大きく、技術力も高いと評価されています。他の企業が設計した半導体を製造する、いわゆる「ファウンドリ」ビジネスモデルで、自社ブランドの製品は持っていません。アップル、エヌビディア、クアルコムなど、多くの半導体メーカーから設計図を預かり、実際に半導体を製造しています。
【図表7】世界の半導体ファウンドリ分野における収益シェア

産業分類別の時価総額比率をみると、半導体関連銘柄が約7割を占めています。
この比率は今後トレンドにしたがって自動的に入れ替わり、新たなテクノロジー分野の成長を取りこぼしません。
【図表8】指数の産業分類別時価総額比率

※産業分類はGICS産業グループ分類に基づきます。
(出所)TIPおよびBloombergのデータを基に野村アセットマネジメント作成
投資家の皆さまへ
台湾はアジア太平洋地域のほぼ中央に位置し、グローバルなテクノロジー産業分野でも重要な地位にあります。距離的にも文化的にも日本と近い台湾のテクノロジー企業に手軽にご投資いただく手段として、ぜひNF・台湾テック50 ETFをご活用いただけますと幸いです。
【参考情報】
● 情報ベンダーコード
(ETFコード)
Quick:412A/T、Bloomberg:412A JT Equity、Refinitive:412A.T
(対象指標)
Bloomberg:IR0194 Index
● 対象指標の算出要領
https://taiwanindex.com.tw/en/indexes/IX0194
※指数のディスクレイマーについては下記をご参照ください。
・TIP FactSet 台湾イノベイティブ・テクノロジー50指数(税引前配当込み)(以下「インデックス」という。)はTaiwan Index Plus Corporation (以下「TIP」という。) によって計算されています。TIPは当ファンドを後援、承認、または推奨するものではありません。
・台湾加権指数の指数値及び構成銘柄一覧に関するすべての著作権は、台湾証券取引所に帰属します。
・MSCI ACWI Semiconductors & Semiconductor Equipment Indexは、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。また、MSCIは同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。