【かぶオプコラム】
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【格言かぶオプコラム】第7回:二度に買うべし二度に売るべし
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「山高ければ谷深し」とはよく言ったもので、2025年10月の日経平均は、わずか1か月間で7,000円以上も上昇しました。ところが、11月に入ると、たった2日間で2,000円を超える急落。
こんなとき、投資家の胸は高鳴ります。「これぞ相場だ」と感じる瞬間でしょう。株式もオプションも戦略が次々に浮かび、頭も手もフル回転。まさに活況の時です。
しかし、そんな熱狂が永遠に続くことはありません。大相場の熱が冷めると、相場は嘘のように静まり返ります。出来高は減り、値動きも乏しく、「もうやることもないし、保有株も売ってしまおうか…」と、つい気が抜けてしまう。市場が沈黙したような、そんな時間がやってきます。思えば、相場とはこの繰り返しではないでしょうか。
この静けさの中で、よく語られる格言があります。
「閑散に売りなし」。
これは、大相場のあとで出来高が細り、相場が動かなくなったときに、「今が底値圏のサインかもしれないから焦って売るな」という教えです。
なぜそう言われるのでしょうか。下落相場の終盤では、多くの投資家が失望して株を手放します。ところが、いったん株を売り尽くしてしまうと、相場を押し下げる力はもはや残っていません。そこに少しでも明るいニュースが出ると、空売りの買い戻しや割安感からの買いが入り、わずかな火種が急反発につながることも少なくないのです。
とはいえ、静けさの次に訪れるのが上昇か下落かは誰にもわかりません。閑散相場は売り尽くしの後の小休止の場合もあれば、さらなる下げの前触れのこともあります。では、こんなときどう動くべきでしょうか。
格言どおり、不透明な相場で株を抱えてじっと耐えるのも一つの選択ですが、もう一つの手としておすすめしたいのが、OTM(アウト・オブ・ザ・マネー)のコール買いです。
閑散期は一般に、相場の熱が冷めている分だけボラティリティが低下し、オプション価格は割安になります。そこを狙って少額のプレミアムでコールを買っておく。これが、静けさの中に種をまく戦略です。
たとえば、日本たばこ産業(JT:2914)の取引例をみてみましょう。
2025年10月中旬以降、日本たばこ産業(JT)の株価は5,000円前後で推移し、出来高も1日平均350万株程度と落ち着いた状況でした。そんな10月30日、株価が4,900円程度だった頃に、12月限・行使価格5,250円のコールを40円で買ったとしましょう。
その翌日、JTは2025年12月期の連結業績予想を上方修正し、配当予想の引き上げを発表。株価は一時5,400円を超え、11月に入っても上昇を続けました。そこで、11月6日に、さきほどのコールオプションを234円で売却したとすれば、コール1枚当たりの利益は次の通りです。
(234 − 40) × 100 = 19,400円
コールを買うのに必要なコストは1枚あたり4,000円(40円×100株)です。つまり最大損をしても1枚につき4,000円。損失限定で20,000円近い利益を得られたことになります。
とはいえ、もちろん毎回これほどうまくいくわけではありません。材料が出ず、株価が動かないまま満期を迎えれば、オプションの価値はゼロになります。
「閑散に売りなし」とは、ただ「売るな」という忠告ではありません。むしろ、静寂の中に次の活気を見抜く感性を磨けという教えです。
今は嵐の前の静けさかもしれない、そう思ったときは、OTMのオプションに目を向けてみてください。退屈な相場の足もとには、誰も気づいていないチャンスの原石が、コロッと転がっているかもしれません。
(提供元)株式会社シンプレクス・インスティテュート
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