5月12日午後、新潟県上越市内の小学校で、漂白剤が混入した水を児童6人が誤って飲む事故が発生しました。

事故があったのは、新潟県上越市の直江津小学校です。



上越市教育委員会によりますと、直江津小学校では、5月12日午後から水道工事に伴い、水が濁る可能性があったことから、午前8時ごろ、用務員がジャグ3個に水を張り、他の教師が漂白剤を入れて消毒を行いました。

午後0時40分ごろ、教頭がジャグに入っている水が消毒中のものと気づかず、ジャグにフタをしてオープンスペースに持って行き、児童が飲むことができるように配置。

そのジャグの水を飲んだ児童6人から、「苦い」「プールの味がする」といった訴えがあったため、ジャグを即時に撤収し、やかんに入れた水に提供を切り替えました。

申し出のあった児童6人は、病院に救急搬送されましたが、6人とも体調に異常は確認されていないということです。

学校側は、12日中に6人の児童の自宅を校長と教頭が訪問し、謝罪を行ったほか、全保護者に対し、事故の概要をメールで発信し、あわせて電話でも連絡、謝罪を行いました。

市教育委員会は、消毒作業と水の配置を行う教職員間の連絡が不足していたこと。「ジャグに漂白剤を入れている最中である」旨を表示しなかったこと。ジャグを配置する前に内容物の確認を行わなかったことが事故の原因としていて、市内全小・中学校などに対し、改めて児童や生徒の安全確保の徹底を指示する方針です。

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