新潟水俣病の公式確認から60年を迎える5月31日に開かれる式典に環境大臣が出席する方向で最終調整を行っていることが関係者への取材で分かりました。
去年5月に開かれた、新潟水俣病の歴史と教訓を伝えるつどい。
【国定勇人 環境大臣政務官(去年5月)】
「環境省を代表して、心からお詫び申しあげたいと思う。本当に申し訳ございませんでした」
環境大臣の出席を求めていましたが、大臣政務官が代理で出席していました。
毎年5月1日に開かれる熊本の式典には、新型コロナ禍を除き、毎年大臣が出席しているのに対し、新潟の式典には公式確認から50年の節目を迎えた2015年以降、大臣の出席はありません。
今年で新潟水俣病の公式確認から60年。被害者団体は環境省との事務者協議の中で大臣の出席を求めてきました。
【環境省特別疾病対策室 森桂 室長(今年3月)】
「予定だとか色々調整があるので、その点については、ご要望はしかと受け止めて、省内でも改めて予定については確認をしていきたい、調整していきたいというところできょうはお話をした」
こうした中、今年は浅尾慶一郎環境大臣が式典に出席する方向で最終調整を行っていることが関係者への取材で分かりました。
5月16日にも会見で発表される見通しです。