6月27日、JAグループ新潟が会見を行い、JA新潟中央会の伊藤会長はコメの店頭価格の高騰、そして、それに伴う政府備蓄米の放出が消費者だけでなく生産者にも不安を招いたと話しました。

27日、行われたJAグループ新潟の記者会見。



【JA新潟中央会 伊藤能徳 会長】
「コメの店頭価格の高騰と政府備蓄米の放出は消費者と生産者の双方にとって良い結果を招かず、むしろ不安を持たすのが実態」

冒頭の挨拶でコメに関する国の政策に苦言を呈したJA新潟中央会の伊藤能徳会長。

消費者目線の政策だけではなく、生産者にも目を配り、持続可能な農業を実現する政策が必要だと訴えました。

【JA新潟中央会 伊藤能徳 会長】
「生産者の不安を取り除く。価格を下げると同時に、不安を取り除く対策が必要」

また、JAのコメの集荷にあたり、小泉農水大臣が要請した農家に一時的に支払う仮払金制度の廃止について…

【JA新潟中央会 伊藤能徳 会長】
「生産者の手取りが最高になるように努めたいので、買い取り方針についてはその一つの方法と考えている」

このように話し、直接契約による買い取り方針について新潟での運用も今後検討していくと説明しました。

今後、どうしたら生産者と消費者が納得できる環境がつくられるのか…日本の主食・コメについての議論は続きます。

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