本格的な夏を迎える中、注意したい日焼け。8月は一年の中で最も紫外線が強くなる時期で、紫外線はシミ・シワの原因になったり、日焼けにより、かゆみ・あかみ・水ぶくれなどの症状が生じる。
■夏本番…日焼けに注意!

連日、30℃を超える真夏日が続く中、注意したいのが日焼けだ。ながたクリニックの伊藤明子医師は「日焼けはやけどと同じ」だと指摘する。
8月が一年の中で最も紫外線が強くなる時期。紫外線はシミ・シワの原因になったり、日焼けにより、かゆみ・あかみ・水ぶくれなどの症状が生じる。
■日焼け止め ポイントは“配合成分”

伊藤医師は「対策として日焼け止めクリームを塗る。その他に帽子や傘、そして色の濃い衣類を着用するといい」と話す。
日焼け止めに配合される有効な成分には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があるという。
「紫外線吸収剤は紫外線をある成分が吸収して肌に届かないようにしている。紫外線散乱剤は紫外線を散乱させることで肌を守る仕組み」
紫外線吸収剤はかぶれる場合が、紫外線散乱剤はかぶれることは少ないものの、白浮きしやすいという特徴があるので、自身の体質などに合わせて選ぶことが重要だ。
■日焼け止めの“塗り方”は?

さらに、「紫外線対策として長袖を着て、外出される方も多いと思うが、外出中に脱いでしまうこともあるので、あらかじめ腕に塗ってから長袖を着てお出かけになるといい」という。
そして、日焼け止めは2~3時間おきにムラが出ないように塗り直すこともポイントだ。
【日焼け止めの塗り方ポイント】
1 腕に線状に日焼け止めを十分出す
2 円を描くように塗り広げる
3 手の裏側も含めて全面に塗り広げる
紫外線は反射する上、海の中にも届くので、場合によっては耐水性のある日焼け止めを使うなど肌が露出する部分にはきちんと塗っておく必要がある。
■帽子や日傘も活用を
また、対策を忘れがちなのが頭だ。
伊藤医師は「野球観戦をするときに、頭を守らずに観戦して日焼けをしてしまった人がいた」と話し、紫外線による日焼けから頭を守るためにも帽子や日傘を使ってほしいと呼びかけている。
「うっかり日焼けをしてしまって、痛みやかゆみがある水ぶくれができたら、我慢しないで皮膚科を受診してください」