新潟県佐渡市ではこの週末、地域の平和を願う伝統行事や地域の恵みを楽しむイベントが開かれました。
8月3日、佐渡市真野地区の田切須諏訪神社で行われた御柱の建て替え。
この作業は長野県の諏訪大社にならって12年前から行われていて、田切須諏訪神社では神社を囲うように立てられた杉の木・御柱を毎年1本ずつ取り替えることにしています。
【参加者】
「今年も立派なものが建って感激している」
毎年、地域の平和や五穀豊穣を願って行いますが、猛暑・渇水に苦しむ今年は雨乞いを兼ねて参加する人の姿も…
【参加者】
「今、畑は非常に窮地に追い込まれている。ご利益はすぐ現れるのではと期待している」
雨の恵みを待ちわびる人の一方、この日の夜小木地区の海岸では海の恵みを活用したイベントが開かれていました。
たいまつの灯りを頼りに行う、サザエのつかみ取り体験です。
佐渡の真夏の風物詩となっているこのイベント。島内・島外から訪れた約40人の観光客がわら草履を履き、懸命にサザエを探していました。
【参加者】
「東京から来た。とてもおもしろかった」
【子ども】
「(Q.参加してみてどうだった?)楽しかった。難しくて、昔の人のすごさを知った」
訪れた人たちは幻想的な空間で佐渡の文化を体感していました。