特定失踪者・大澤孝司さんの拉致認定を求めるイベントが新潟市で開かれました。
51年前に佐渡市で行方が分からなくなり、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない特定失踪者・大澤孝司さん。
【大澤孝司さんの兄・昭一さん】
「私の最後の仕事に、こんなことを書いておいたら世の中の人がちょっとでも関心を持ってくれるかなと思って書き始めた」
兄・昭一さんが拉致認定への思いをつづった本を出版することになり、8月19日、新潟市で再会を果たす会のメンバーなどが改めて拉致認定を訴えました。
政府は認定の有無に関わらず救済に取り組むとしていますが、特定失踪者家族には不安が残ります。
【大澤孝司さんの兄・昭一さん】
「日本は特定失踪者については、一切、政府として救出しようとする考えがないのが現実」
昭一さんも89歳となる中、一刻も早い弟の拉致認定、そして救出を求めています。