渇水による農地への被害が確認されている上越市で28日、新米の検査が始まりました。
28日朝、JAえちご上越の施設で行われたのは、今月収穫された早生品種・つきあかりの初検査です。
上越市では夏の猛暑が続き、1か月以上まとまった雨が降らないなど深刻な水不足に悩まされ、市は消雪用の井戸水を活用し農業用水の確保に努めるなど、対策にあたってきました。
【検査員】
「品質概況としては粒のはり、および厚さともに平年並みで良好でした」
渇水被害の影響も懸念されましたが、この日の検査では半数が1等米となり、関係者からは安堵の声が聞かれました。
【JAえちご上越 羽深真一さん】
「平年だいたい50~60%が1等ということになっているので、そういった意味で平年並みであった。頑張っていただいた結果で感謝申し上げる」
JAえちご上越管内のつきあかりは、28日に出荷が始まり、翌週からスーパーなどの店頭に並ぶ予定です。