9月1日、新潟市東区でJRと消防による合同の救助訓練が行われ、地震発生からケガ人搬送までの一連の流れを確認しました。
地震により列車が非常停止し、複数の乗客がケガをしたという想定で行われたJRと消防による合同救助訓練。
JRの職員は車内を確認し、到着した消防と速やかに現場の状況を共有します。
消防:「(ほかの列車の)抑止は完了。現在パンタグラフは下がっていないが大丈夫ですか?」
JR:「床下機器に異常がないので、上げたままで大丈夫」
消防:「このまま活動できますか?」
JR:「できます」
安全に活動に当たれることを確認すると、消防が救助へ。
【記者リポート】
「駆けつけた消防隊が電車内に入り、救助活動を行っています。中には重傷者もいる想定で行われるため、担架で運び出される様子も確認できます」
訓練では救助された乗客の応急措置など、地震発生からケガ人搬送までの一連の流れを確認しました。
新潟市では1日、JR越後線で列車が車と衝突し、非常停止する事故が発生。JRや消防はこうした事故にも備え、訓練を通じ迅速な対応を図っていきたい考えです。
【新潟市東消防署 阿尻豊司 消防司令長】
「実際のJRの車両で訓練することはなかなかできないこと。(今後)もう少し難易度を上げた訓練を実施して、災害に備えていきたいと考えている」
訓練は今後も行われる予定です。