バイクでの集団暴走行為で、新潟県内では実に8年ぶりの逮捕者です。今年6月下旬、新潟市秋葉区の市道でバイクの危険運転をしたとして、16歳の少年ら4人が逮捕されました。
警察官の呼びかけに応じず、道路を広がって暴走する4台のバイク。ヘルメット着用の乱れや、一時停止を無視して走行する様子も確認できます。
共同危険行為等の禁止に関する道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、いずれも新潟市秋葉区に住む16歳の少年ら4人です。
少年らは、6月23日に集団での暴走行為を計画し、秋葉区の市道で広がり走行や蛇行運転などの違反を繰り返しながら約2.3kmにわたって走行。
交通の妨げとなり、周囲に迷惑を及ぼす行為をした疑いがもたれています。
【記者リポート】
「こちらが4人の少年が乗っていたバイク。ナンバーが分からないように折り曲げられているほか、マフラーが取り外された改造の跡が確認できます」
4人は地元の小・中学校の先輩・後輩関係で、当日は4人のほかにも、バイクに乗らずに道路脇で暴走行為を見ている仲間がいたということです。
事件は目撃者からのバイクの騒音被害に関する110番通報で発覚。秋葉区内ではここ数か月、バイクの騒音に関する通報が多く寄せられていたといいます。
【近隣住民】
「道路が近いので、結構静まったあとに(バイクの音)。ちょうど、ここはスピードを出しやすいところなので。また走っているという感じ。
バイクに乗っていた4人を含め、この暴走行為によるケガ人はいません。
警察の調べに対し、少年ら4人は「集団で暴走行為をしたことは間違いない」と容疑を認めています。
バイクの集団暴走行為での逮捕は県内では実に8年ぶり。
秋葉警察署は今後も悪質な違反への取り締まりを強化し、交通事故の防止を呼びかけるとしています。