夕暮れが早まり、特に注意が必要なのが交差点での事故です。事故が多発している交差点で潜む危険を取材しました。

不注意や一瞬の油断により発生する交通事故。夕暮れが早くなり、特に事故の危険性が高まるのが交差点です。

【県警交通企画課交通総合対策室 高橋克行 室長】
「交差点は単路と違って、左右から車・人が往来する。建物の陰になって見通しが悪くなっている場所もある。交通事故のうち半数以上が毎年交差点で発生している」

去年県内で発生した交通事故は2671件。このうち半数以上の1500件あまりが交差点で発生しています。

日本損害保険協会が発表したデータでは、県内の交差点で去年、最も事故が多かったのは新潟市中央区と長岡市の交差点で、人身事故はそれぞれ6件発生しました。

どのような現場なのか、新潟市中央区の笹越橋交差点は…

【記者リポート】
「栗の木バイパスと笹出線がぶつかるこちらの交差点。上から見ても交通量が非常に激しいことが分かります。また、左折・直進・右折レーンなど車線の数が多く、その分、横断歩道や信号機の数も多いです」

立体道路の工事の影響で交差点が2つ隣り合わせとなる形に。

ドライバーにとっては信号機や対向車、さらには歩行者と気をつけなければいけないポイントが多くなっていました。

一方、人身事故が発生した女池インター交差点。



【記者リポート】
「こちらの交差点はバイパスのすぐ真下にあり、上りと下りだけでなく、バイパスへの流入も多いことから交通量がかなり多い場所となっています」

バイパスから流入する車が多く、周辺には住宅や学校があることから自転車なども多く行き交っていました。

【県警交通企画課交通総合対策室 高橋克行 室長】
「歩行者、自転車、あらゆる方が交差点を通過するということを頭に置いて、特に交差点を右折・左折する際は、道路の先の方まで目を向けて、安全に進行していただきたい」

事故を起こさず巻き込まれないために…ドライバーはゆとりを持った運転を、歩行者は反射材を身につけるなどの対策が重要です。

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