自民党の総裁選が9月22日に告示され、5人の候補が名乗りを上げました。物価高対策をはじめとする経済政策や政治とカネを巡る問題を受けた党の立て直しなどが争点となる中、新潟県民はこの総裁選をどのように見ているのか、県民の声を聞きました。
■自民党総裁選 5人の候補が名乗り
22日告示された自民党総裁選には、小林鷹之元経済安全保障担当大臣、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安全保障担当大臣、小泉進次郎農林水産大臣の5人が立候補しています。
【小林鷹之 元経済安全保障担当相】
「私は派閥にとらわれません。しがらみもない」
【茂木敏充 前幹事長】
「私のすべてをこの国に捧げたい」
【林芳正 官房長官】
「まだまだ日本はやれる。そんな強い気持ちで先頭に立って、この国の舵取りをさせていただきたい」
【高市早苗 前経済安全保障担当相】
「日本をいま一度洗濯します」
【小泉進次郎 農水相】
「私が先頭に立って、与野党の議論を進めていく」
■新総裁にふさわしい人物・政策は?新潟県民の声
22日午後、立候補にあたって意気込みを語った候補者たち。
【長谷川珠子アナウンサー】
「大型選挙で3連敗と政権基盤が揺らぐ自民党総裁選挙に向けた一連の動きについて、県民はどう感じ、どんな期待を抱いているのでしょうか」
【70代女性】
「高市早苗さん、彼女の考え方が好き。国を守るというのは大事だなと思っている」
【50代男性】
「個人的には林さん。安定して、もうちょっとしたら若手がなるのが理想」
【20代女性】
「国民のことを考えてくれるような人になってもらえたら」
新総裁にふさわしい人物について様々な声が聞かれる中…
【70代女性】
「物価高をどうにかしてほしい。やっぱり年金暮らしなので、どうしても色々と圧迫がある」
【10代男性(高校生)】
「これから大学受験とかがあるので、自分がやりたいことをもっとやりやすくなる世の中になってほしい」
その新総裁に多くの人が求めたのが、物価高対策などの経済政策です。
【30代男性】
「これからまだ物価も上がっていくと思うので、それに伴って政策も良い方向に進んでいってもらえれば」
また、政治とカネを巡る問題などを受けて、国政選挙で連敗し、少数与党となっている自民党の今後について厳しい目線で見ている人も。
【20代男性】
「何か改革、切り込んでいくようなことをしなければ、党の中でもしなければいけないと思った時に、ここからちゃんと変われるのかどうか、見ものじゃないかというふうには思う」
■県内選出の国会議員が支持する候補は?
一方、県内選出の国会議員はNSTの取材に対し、斎藤洋明衆院議員と国定勇人衆院議員が「自民党改革や世代交代といった現体制からの刷新感」を理由に、小林元経済安全保障担当大臣を支持すると回答。
また、小林一大参院議員は「外務大臣や防衛、農林水産大臣などこれまでの豊富な経験と実績を生かして、この難局を乗り越えてほしい」と話し、林官房長官を支持する考えを示しました。
果たして、一体どの候補が新総裁となるのか。国会議員票と党員票あわせて590票をめぐる今回の総裁選は10月4日に開票されます。