サッカー明治安田J1アルビレックス新潟は9月23日、ホームで名古屋グランパスと対戦しました。残留に向け何としても勝ち点3がほしいアルビはサポーターの声援を背に勝利を目指しましたが、ゴールが遠く勝利とはなりませんでした。
1万9000人以上のサポーターが詰めかけたホーム・デンカビッグスワン。残留を信じるサポーターへ12試合ぶりに勝利を届けるべく、名古屋との試合に臨みました。
先制点のほしいアルビは序盤からボールを支配します。
前半6分には、橋本のフリーキックに谷口が合わせますがこれはキーパー正面。その8分後、ゴール前のこぼれ球に反応した白井がシュート。しかし、ゴール前を固める名古屋を相手になかなかゴールを割ることができません。
前半39分にはスタメン起用された高木がチャンス作ります。
【高木善朗 選手】
「一つ一つのボール際で戦うところ、自分の特徴であるボールをつなぐところを出していかなくてはいけないと思っていた」
高木のクロスを藤原が頭でそらせ、最後は谷口。これもわずかに合わず…スコアレスのまま試合を折り返します。
迎えた後半、左サイドの橋本を基点にゴールへと迫るアルビ。
そして、この試合光ったのは守備陣です。舞行龍・早川を中心に集中した守備を見せ、この試合、名古屋に許したシュートはわずかに3本。
【早川史哉 選手】
「気持ちの部分でチームに良い影響を与えることができればと思いながらピッチに立った」
ただ、やはりほしいのはゴール。
後半21分に橋本のクロスにモラエス。さらに後半35分には橋本が敵陣深くまで切り込みクロスを上げます。
このボールが相手の手に当たったように見えましたが、VARの結果は無常にもハンドではないという判定に。
最後の最後まで名古屋の守備を崩しきれなかったアルビ、連敗はストップしましたが、勝利とはなりませんでした。
【入江徹 監督】
「最後のところの質の部分だったり、相手の守備が固かった部分もあるが、そこをどうこじ開けるかという部分で結局きょうは点がとれなかった」
それでもきょうは失点ゼロ。選手たちは「次の試合こそは勝利を」と前を向いています。
【早川史哉 選手】
「目の前の試合に全力で取り組む以外ないし、この勝ち点1をポジティブにできるかどうかも、次の試合、また勝ち点3をとることでしかポジティブに生かせないので」
【高木善朗 選手】
「次の試合は、またすぐ来るので、良い準備をしてサポーターを喜ばせられるよう頑張りたい」
次の試合は9月27日、アウェーでガンバ大阪と対戦します。