まもなくハクチョウが飛来する新潟県阿賀野市の瓢湖で8月、2年ぶりにクジャクの赤ちゃん2羽が誕生しました。よく食べ、すくすくと育っているという2羽。
ハクチョウの飛来地として知られる阿賀野市の瓢湖。
【氏田陽菜アナウンサー】
「8月に生まれたばかりのクジャクの赤ちゃん2羽、ピーピーと元気に鳴いています」
2年ぶりに誕生したクジャクの赤ちゃん。世話をするのは3代目“白鳥おじさん”として瓢湖を訪れる様々な鳥を守る齋藤功さんです。
【3代目 白鳥おじさん 齋藤功さん】
「何でも食べる。ラーメンでも。基本、クジャクは雑食なので」
この日は大好物である卵サンドをつつく2羽の愛らしい姿が見られました。
性別はまだ不明で、生後1年ほど経つと首の色の違いなどから分かるようになるといいます。
一方で2羽はすでに性格の違いが…
【3代目 白鳥おじさん 齋藤功さん】
「最初に生まれたほうは好奇心旺盛で、ちょっとやんちゃ」
上の子はカメラの上に乗ったり、ほうきをつついたりとあらゆることに興味津々。一方、下の子は…
【3代目 白鳥おじさん 齋藤功さん】
「一番の甘えん坊。眠くなって寒くなると、ここに入る(手に収まる)」
齋藤さんにべったりの甘えん坊です。
今回、人工ふ化によって生まれた2羽。
【3代目 白鳥おじさん 齋藤功さん】
「ふ化して15時間以内に(親を)判断するみたいなので、やっぱり最初にいた人を親だと思っている」
“お父さん”が大好きな2羽の成長は順調で、春には大人のクジャクと合流し、公開できる予定だということです。
その大人がいるクジャク舎には4年前に取材していた3羽の姿も。
当時は自然ふ化によって生まれたばかりで、よちよちと歩いていましたが、立派な大人へと成長していました。
こうした鳥たちの成長をこの先も齋藤さんは自然豊かな瓢湖で見守っていきたい考えです。
【3代目 白鳥おじさん 齋藤功さん】
「声が出るかぎりやりたい」
白鳥おじさんの愛情を受け育つ鳥たち。ますます地域を元気づけてくれそうです。