建築工事などを手がける新潟市のケンショウ建設が、新潟地裁より破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。

民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店などによると、1996年4月に設立されたケンショウ建設は、新潟県内のゼネコンからの受注で事務所や工場の新築工事、リフォーム工事を行うほか、一般住宅や事務所などの架設工事、解体工事など幅広く手がけ、1997年5月期には年売上高約2億2773万円を計上していた。



しかし、市況低迷や他社との競合激化などで受注は減少し、2019年5月期の売上高は5886万円にまで落ち込んでいた。また、損益も1344万円の赤字を計上し、債務超過に。その後は9000万円台の売上高で推移していたとみられるが、採算的には恵まれない状況が続き、資金繰りも限界に達したため、事業継続を断念した。

負債は約1億5000万円に上っている。

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