新潟県魚沼市で8日午前、屋根の雪下ろしをしていたとみられる82歳の男性が頭から血を流し倒れているのが見つかり、その後死亡が確認されました。県内では今季、除雪作業中の死者が4人となっていて、県は除雪作業を1人でしないことや落雪・転落に気をつけるよう呼びかけています。

■「頭から血を流して倒れている」雪下ろし中に転落か

8日午前10時前、魚沼市須原の横山守さん(82)の自宅を訪れた郵便配達人から「横山さんが頭から血を流して倒れている」と消防に通報がありました。

横山さんは南魚沼市内の病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。

午前8時半ごろに近隣住民が自宅の庭で除雪作業をしている横山さんの姿を目撃していて、屋根にはハシゴがかかっていたことなどから、警察は横山さんが屋根の雪下ろし中に転落したとみて調べを進めています。

警察によりますと、横山さんが倒れていた付近には除雪に使われる雪かき用のシャベルが落ちていて、屋根の一部は雪下ろしがされていたといいます。

また、ヘルメットや命綱の着用はなかったということです。

横山さんは1人暮らしで、現場の状況や目撃情報などから1人で屋根の雪下ろしをしていたとみられています。

死因は捜査中ですが、横山さんは背骨やろっ骨を折るケガをしていたことが分かっています。

■「1人でしない。無理しない」

新潟県内では今季、除雪作業中の死者が4人、骨折などをする重傷者が4人確認されています。

【死亡事故】
2025年12月5日:長岡市の70代男性が自宅前で除雪中に意識を失い、心肺停止状態で救急搬送され、その後死亡が確認される

2025年12月27日:魚沼市の70代男性が家屋の除雪作業中に胸痛を発症し、救急搬送され、その後死亡が確認される

1月5日:十日町市の70代男性が自宅敷地内の小屋付近で雪に埋まっている状態で発見され、その後死亡が確認される。現場の状況から雪下ろし中の事故とみられる

11日から12日ごろにかけて強い冬型の気圧配置となり、大雪が見込まれている県内。

県は除雪作業について「1人でしない」「無理しない」「落雪・転落気をつけて」と注意を呼びかけています。

《除雪作業を行う際の注意点》
〇除雪機に詰まった雪の除去は、必ずエンジンを止めてから
〇2人以上で作業。

やむを得ず1人の場合は、家族や隣近所に声掛けを
〇作業前には、流雪溝や水路等の危険箇所の確認を
〇はしごはしっかり固定し、昇降時は特に注意
〇高所作業中は足を滑らせないよう注意
命綱・ヘルメット等の安全対策を
〇軒下での作業は、屋根からの落雪に注意
〇無理をせず、こまめに休憩を

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