2月8日投開票が行われた衆院選。勝敗を分けたポイントについて解説します。



今回の選挙戦で与野党のキーワードになったのが『高市旋風』と『新党結成』です。

まず、自民党側のポイント『高市旋風』ですが、去年の政権発足以降、高市内閣の支持率が高い水準を維持する中、自民党は“高市政権の信任”を争点として問う戦略をとりました。

一方、内閣支持率と自民党の政党支持率に大きな乖離があるとして、当初、県内の自民党関係者は高市人気がそのまま得票につながるわけではないと見ていましたが、報道各社の情勢調査で想定以上の勢いが伝えられる中、各候補者も高市首相の名前を前面に押し出し、政権の信任の訴えを強めました。

高市首相が直々に県内に応援に入るなどし、追い風は強まり、FNNの出口調査の結果を見ると、例えば、新潟1区で支持政党のない、いわゆる無党派層の42%が自民党候補に投票するなど、これまで野党が強いとされた無党派層の切り崩しに成功。

結果として、県内で全敗した前回から全てひっくり返すまでの勢いとなりました。

一方で、野党側の新党・中道改革連合の結成はどう作用したのでしょうか?

立憲民主党と公明党が結成した『中道』としては、各選挙区で1万票以上あるとされる公明票がどれだけ自民側から流れ込むかが注目されましたが、超短期決戦の中、まとまりきれなかったということがあります。

演説などで公明党関係者が元立憲候補とともにマイクを握る場面が各地でみられたものの、もともと原発問題など政策が異なる中、お互いの支援者からは疑問の声が上がっていました。

ある公明関係者は「新党結成の意義を支援者に説明して理解を得るのに時間がかかり、動き出しが遅れた」と話していました。

さらには新党を結成したことで、これまで“新潟方式”とも言われ功を奏した野党共闘態勢にも影響がありました。

安保法制をめぐる考え方で共産党は中道に反発。今回、中道の候補を推薦も自主支援もしませんでした。

無党派層も切り崩され、厳しい結果を突きつけられました。

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