3月の営業運転再開を目指す柏崎刈羽原発6号機について、東京電力は設備などの異常がないかを確認するため、一度、原子炉を停止したと発表しました。一方で、運転開始から30年を迎える原発の運転に必要な認可の申請について多くの不備が発覚しています。

出力が50%の状態で運転状態を確認していた柏崎刈羽原発6号機について東京電力は2月19日朝すべての制御棒を挿入。

2月20日には設備や機器などに異常がないかを確認する“中間停止”の工程に移ると発表しました。

確認には数日間かかり、2月中の原子炉の再起動を見込んでいます。

【柏崎刈羽原発 第二運転管理部長 伊能政雄 部長】
「何かあれば、関係者が集まって情報共有して、一つ一つ慎重に対応していく」

3月18日の営業運転開始を目指す6号機ですが、運転開始から30年を迎える11月7日以降の運転は、施設の長期管理計画について原子力規制委員会の認可が必要になります。しかし…

【原子力規制庁の担当者】
「かなりの点で審査基準と合っていなかったり、説明が不足しているという点があり、我々はどう審査していいのかというところもまだ見えていない状態」

1年程度かかるとされている審査の申請書の提出が2カ月ほど遅れた上に、東電が作成した申請書には30か所もの不備があったことが判明しました。

【原子力規制庁の担当者】
「しっかりと取り組んでいただかないと、我々としても認可が皆さんの希望の日に出せるかどうかは今のところ確信が持てない。他の電力はちゃんとやってきているので、何かが欠けているんだと思う」

すでに認可された他社の事例がある中で起きた今回の事態。

【東京電力 小早川智明 社長】
「相当、作業が遅れているというような報告も受けて、私としても体制強化をしっかり指示して進めてきたわけだが、管理側に大きく責任というか、反省点があったのではないかと感じている」

営業運転開始に向けた作業が続く中、その原発の運転に関わる審査で起きた今回の不備。

東電は申請書を修正した上で審査に真摯に対応していくとしています。

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