おととしの能登半島地震をめぐり、新潟市は液状化の被害を受けた地域で対策の試験工事を行うことにしています。このうち、江南区の天野地区では『曽野木ことぶき公園』で実施する案が示されました。

新潟市は能登半島地震で液状化の被害を受けた江南区の天野地区と西区の黒崎地区・寺尾周辺地区の3つの地域で実施する予定の対策工事について、専門家を交え技術的な面から検討する会議を開いています。

【新潟市 柳田芳広 技監】
「試験施工において、確認すべき項目や事務局側で考えている実施計画案について、忌憚のないご意見をいただきますようお願い申し上げます」

これまでに、地下水を抜き、液状化しにくい地層を増やす『地下水位低下工法』を採用することが決まっていて、3月11日は、その効果や地盤沈下の影響などを確認するために行う試験工事について議論しました。

この中で、市は試験工事を実施する地点を、土地の成り立ちや液状化しやすい地層の分布を組み合わせて判断することを報告。

このうち、江南区の天野地区については、川が埋め立てられた平坦な土地のみで液状化しやすい地層も均一に広がっているとして、『曽野木ことぶき公園』の一か所のみで試験工事を実施する案が示されました。

専門家からは「より細かく地層を分析するべき」や「事前にどのような効果・影響が出るか解析したほうがいい」などといった意見が出され、市はこうした意見を踏まえ、試験工事の内容を決定するとしています。

【宅地等耐震化対応・対策検討会議 大塚悟 座長】
「対策をする際の十分な知見を得ることを、この計画に基づいてしっかり実施をしていただきたい」

一方、西区での試験工事については、現在、計画案を作成していて、夏ごろに開催される次回の会議で示される見込みです。

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