こんにちは。あめやです。
「やほー、あめやです。22歳で、大学でマスコミと経済の勉強をしました。大学を卒業してからはモデルとカメラマンとして働いています。好きな食べ物はから揚げ。趣味は音楽を聞くこととドキュメンタリーを見ること」 私が自己紹介するなら多分こういう感じだと思います。 でも、このあと、色々な質問をされます。
よくある会話
「日本語上手ですね」 まずはここで何て言えばいいかなって思う。外国人だから日本語喋れるってみんなびっくりする。そこから3つのオプションがある。 ①「ありがとう」って返す。 こうすると相手に自分が自信持ってるなと思われるかもしれない。
これを答えるのも難しいです。 ①「東京で生まれて8歳まで日本に住んでいて、そして19歳のときにまた日本に戻ってきました」この答えも長いし、多分そんなに詳しく答えない方がいいかも。たまに「3年前に日本に来た」って答える。そうすると自分の人生を説明しなくても大丈夫。 「えーじゃ、日本のあとどこに行ったの?」 「インド2年、シンガポール2年、アメリカのLA4年、サンタクルーズ1年、でまた19歳のときに戻ってきました」また長い答えになる。②「アメリカ」って答える。「じゃー英語話せますか?」うなずいて「うん」って答える。

毎日が面接?
毎日結構知らない人から話しかけられる。まるでインタビューみたいな感じ。別に悪いことじゃないけどたまに疲れる。家の近くにあるスーパーに行っても全く知らない人から話かけられる。最近どこに行っても話しかける人が多い。ちょっと落ち着かない。たまに変な質問もされる。「インド人ってアジア人じゃないよね」、「インド人だから毎日カレー食べてるよね」、「なんで日本で生まれたの?」。いや、ママのお腹にいたときに別に私が母に日本で生まれたい!!って言ったわけないでしょう。あと申し訳ないですが、私は毎日全然インドカレー食べてない。インドカレーの作り方もわからん。グーグル先生に相談しなきゃ。
外国人の意味
外国人っていう意味は、外から来た人だ。もし私が他の国から日本に引っ越したなら私は外国人だと思うけど、私はお母さんのお腹から日本に引っ越したと思う。
どこ行っても外国人です
日本に人種的に2つのカテゴリーしかない。日本人そして外国人。私は日本人の血が入ってないし、ずっと日本に育ってないから、多分みんな私のこと外国人だと思ってる。 逆にアメリカに行くと私は外国人だと思う。でも周りのアメリカ人が私がアメリカ人じゃないって全然気がつかない。
じゃあ何人なんですか?私は何人でもないし、何人でもある。
色んな国で育ったから、色んな世界を見て来たと思う。私は色んな世界から作られている。私はどこの国の人でもないのかも。 私はTCK(Third- Culture Kid「サードカルチャーキッズ」)だ。 TCKを表す言葉はまだ日本語にはないけど。つまり、両親の文化、生まれ育った国々の文化が混ざり合って独特の文化を持った子どものこと。しかも私は14歳から1人で暮らしているから、親や家族の影響も少ない。どんな人にも偏見を持たないし、逆に盲目的にもならない。それで色んな国や文化の架け橋になれると思う。以前の私は、誰も私の世界がわからないと思って、すごく寂しかった。でも今は逆にそれがプラスになって私から他の人の世界に飛び込める。社交的でフレンドリーと言われる。色んな人に興味がある。だから言いたかったのは、みんながそれぞれのストーリーを持っているってこと(たまには何も持ってない人もいるけどね)。私は何人でもないし、何人でもある。あめや
