前回NEUTで新しい学校のリーダーズにインタビューしたのは約3年前。あれから彼女たちは世界へと飛び出し、快進撃を続けてきた。
NEUT:前回のNEUTのインタビューから約3年。さまざまな変化があったと思いますが、まずは「変化していないこと」について教えてください。
MIZYU:変化してないところ、いっぱいありますよ。結成当初からの「個性や自由ではみ出していく」というスローガン。これはずっと変わらず、アップデートしながら続けています。あと、セーラー服を着続けていること、4人での会話をやめないこと、好きなことに対して猪突猛進であること。あとは私の髪型(笑)。

NEUT:この3年間で最も印象的だった体験は?
SUZUKA:やっぱり「Coachella」ですね。世界デビューしたとはいえ、「Coachella」は本当に“世界のスケール”を肌で感じた場所でした。限られた人たちしか立てないステージに、私たちがいる。その緊張感や熱気、音楽やエンタメに対する真剣度の高さに触れて、ここが本当の世界の頂なんだって思った。言葉を超えて、もっと根源的なパフォーマンスやエネルギーでぶつかり合うような場で、私たち4人もむき出しになっていった感じがしたんです。意識の広がりというか、ホルモンが爆発するような感覚で。4人のエネルギーも、革命的に高まっていたのを感じました。

NEUT:映画のタイトル『青春イノシシ』はどのようにして決まったんですか?
RIN:「猪突猛進」の“猪”から取って『青春イノシシ』になりました。10周年の記念映画だけど、しんみり振り返る感じではなくて。私たちはこれまで通り、そしてこれからも、突き進んでいくよねって話になって。その姿を2時間にギュッと詰めたいと思ってこのタイトルにしました。「青春イノシシっていうなら、本物に会いたい!」ってなって、実際にイノシシと触れ合える場所で撮影もしました(笑)。めっちゃかわいかったです。

NEUT:映画はどんな内容で、観た人にどんなことを感じてほしいですか?
KANON:振り返りというより、今この瞬間を生きている4人の姿が詰まっています。ライブの映像やワールドツアーの様子も収録されていますし、なにより、いつも私たちを応援してくれているファンの皆さんと“しっかり向き合えた”映画でもあります。これまで伝えたいと思っていた“愛”が、実は私たち以上に与えられていたことに気づけた。それに気づけて、4人の意識も確実に変わったと思います。

NEUT:映画の見どころは?
SUZUKA:やっぱり、大画面で私たちのライブを体感できること。それって今のスマホ中心の時代だからこそ、逆にめっちゃ新鮮で贅沢だと思うんです。音と映像で身体が包まれるような感覚は、映画館ならでは。ちょっとアナログに立ち返る感じがして、原点を思い出しました。KANON:インタビューやライブで話す機会がたくさんありますが、映画では普段あまり言わないような一歩踏み込んだ話をしています。そこが見どころかなと思います。

NEUT:最後に今後の展望を教えてください。
SUZUKA:10周年の記念日(7月19日)に幕張メッセで最大規模のワンマンライブ「宣誓 ~個性や自由ではみ出し10年~」を開催します。すでに演出について話し合っていて、今まで以上に夢みたいなスケールのものを企んでます。今年はすでにアジアを何都市か回って、日本国内でも年末までツアーが続きます。


青春イノシシ ATARASHII GAKKO! THE MOVIE
Website / Instagram出演:新しい学校のリーダーズ(KANON/SUZUKA/RIN/MIZYU)監督:清水恵介製作総指揮・監督:オ・ユンドン製作:CJ 4DPLEX Japan配給:エイベックス・フィルムレーベルズ2025年/日本ⓒ2025, ASOBISYSTEM / TV ASAHI MUSIC / TWIN PLANET & CJ 4DPLEX Japan