台湾・台北出身のアーティスト、9m88。ファッションデザインを学んだのち、NYの名門『The School of Jazz & Contemporary Music』でジャズを専攻した彼女は、R&Bやソウル、ポップスの要素を自在に行き来しながら、メロウでどこかオリエンタルな音楽世界を紡いでいる。
ファッションとジャズ、2つの学びから生まれた独自のスタイル
NEUT:改めて「9m88(ジョウエムバーバー)」というアーティスト名の由来を教えてください。9m88:私の英語名「Joanne(ジョアンヌ)」の「Jo(ジョウ)」が中国語では「9」と発音が似ていて、「88(バーバー)」は中学時代の学生番号なんです。最初にFacebookのアカウントを作ったときの名前が「Joanne Baba」で、それが言葉遊びみたいな感じで面白くて。そのままアーティスト名として使うようになりました。NEUT:台湾の大学でファッションデザインを専攻したのち、ニューヨークの名門「School of Jazz & Contemporary Music」でジャズを学ばれていますが、音楽の道を選んだきっかけは何でしたか。9m88:ファッションスクールを卒業する時点では、また別の学位を取るなんて考えていませんでした。でも偶然、ニューヨークでインターンの機会を得て、ニューヨークの街の多様さや刺激に触れたんです。その中で、幼い頃に抱いてた「歌手になりたい」「音楽をやりたい」という情熱が再び芽生えました。インターンを終えてすぐにジャズスクールに願書を出し、在学中はセレクトショップでアルバイトをしながら、小さな会場でライブ活動もしていました。NEUT:数あるジャンルの中で、なぜジャズを選ばれたのですか?9m88:ファッションスクールに通っている頃にジャズに興味を持ち、夏のジャズキャンプに参加したんです。そこで、音楽の世界はもっと自由で広がりのあるものだと感じました。
既存曲をジャズで再構築し、過去と向き合いながら生まれた新アルバム
NEUT:最新作『This Temporary Ensemble Vol. 2』は、2022年の『This Temporary Ensemble』に続く作品です。既存の楽曲をジャズ中心で再構築することに、どのような意義を感じていますか?9m88:『This Temporary Ensemble Vol. 2』は私にとって特別なプロジェクトです。普段の作品はシンガーソングライター的で、プロデュースも丁寧に行っているものが多いのですが、このプロジェクトはジャズミュージシャンとのコラボレーションが中心。
アートワークは、羊毛フェルトアーティストのAnye TangさんにEPを聴いてもらい、カバーのソフトスカルプチャーを制作してもらいました。音楽を超えたアートとしての広がりも楽しめた作品です。
『This Temporary Ensemble Vol. 2』のキービジュアルNEUT:楽曲制作の中で、特に大切にした新しい解釈や挑戦はありましたか?9m88:『Vol.1』はまだ9m88らしい要素が強かったのですが、『Vol.2』ではもっと大胆な解釈を試みました。たとえば、ソウルのアーティスト・Kim Okiさんを招いて『Love is So Cruel』に、詩を音楽のように“話す”芸術表現であるスポークンワードを加えたり、ジャズの枠を超えた表現に挑戦しました。初めは戸惑いもありました。特にボーカルの表現や音域を変えるのには勇気がいりましたが、プロデューサーに背中を押されて思い切ってチャレンジしました。その結果、作品としても自分自身としても新しい領域に踏み込めた気がします。
NEUT:制作中に印象的だった出来事や、アーティストとして変化を感じた瞬間はありますか?9m88:『Look at My Way』という曲で、自分の歌い方を見直すきっかけがありました。最初はジャズっぽくスキャットで即興しようとしたんですが、その感情には合わないと感じて。そこから、もっと丁寧に「聴く」ことを意識して、感情のままに声を出すことに集中しました。
変化を恐れずに、東京で更新される9m88の新たな表現
NEUT:10月31日(金)に恵比寿のBLUE NOTE PLACEでの公演を控えていますが、どんな世界をステージで表現したいですか?9m88:東京では何度か通常の9m88セットでライブをしていますが、今回はジャズの要素を強く打ち出す予定です。すごく楽しみなのですが、ちょっと緊張もしています。日本にはジャズに詳しい方がたくさんいらっしゃるので、新しい一面をしっかりお見せしたいです。特別な一夜になるよう、自由で豊かなステージを作りたいと思っています。NEUT:日本のリスナーにとって、あなたの音楽のどの部分が特に響いていると感じますか?逆に、まだ十分に伝わっていないと感じる部分はありますか?9m88:日本のリスナーの方々は、私の音楽にある軽快さやリラックスした雰囲気を楽しんでくださっている印象があります。過去には竹内まりやさんの「Plastic Love」のカバーをしたり、Mitsu the Beatsさんに楽曲をプロデュースしてもらったり、FNCYさんやWONKの長塚 健斗さんなど日本のアーティストともコラボしています。日本のアーティストとのコラボやカバーをきっかけに知ってくれた方も多く、ライブでは本当に温かい応援を感じます。年齢層も幅広く、年配の方が楽しんでくださるのは嬉しい驚きですね。一方で、もっと若い世代ともつながりたい気持ちもあります。どうすれば彼らにも自分の音楽が届くのか、今も試行錯誤しています。
2025年4月20日(日)BLUE NOTE PLACEで行われた「FNCY 春のファン祭り」で披露された、FNCY×9m88「SATURDAYS VIBRATIONS」の映像。NEUT:今後挑戦したいジャンルはありますか?9m88:最近よく聴いているアンビエント音楽に挑戦してみたいです。
9m88
Instagram「ジョウエムバーバー」。愛称は「バーバー」。台北で生まれ、大学でファッションを学んだ後、NYの名門校『The School of Jazz & Contemporary Music』でジャズを専攻。R&B、ソウル、ジャズ、ポップスなど様々なジャンルからの影響を感じさせるメロウかつオリエンタルでエキゾチックなR&Bミュージックを奏でる。2017年には台湾のレーベル「2manysound」からリリースした「Plastic Love」のカバーが日本でも話題に。2018年には「青山月見ル」で来日公演、2019年にはサマーソニックのBillboard Stageに出演。本国台湾ではAAAMYYY、D.A.N.、STUTS、Tempalay、TENDREといった日本国内からアーティストと共演。台湾国内のツアーは全会場ソールドアウトするなど若者を中心に着実に人気を集めており、台湾のポップ・ミュージック/アート・シーンの次代を担う才能と言われている。
9m88『This Temporary Ensemble Vol. 2』at BLUE NOTE PLACE
Website日時:2025年10月31日(金)【1st】OPEN 17:00 / START 18:00【2nd】OPEN 19:45 / START 20:45(※各回60分公演、入替制)会場:BLUE NOTE PLACE(恵比寿ガーデンプレイス)入場料:¥7,000(税込) (※別途1フードまたは1ドリンク以上のオーダーをお願いしております)出演者9m88 (vo)Chun-Yu Kuo (keys)Devilin Chen (ds)Brandon Lin (b)Yu-Jung Hsiao (g)TBA
『This Temporary Ensemble Vol. 2』at BLUE NOTE PLACEスペシャルメニュー
ライブとともに“食”でも台湾カルチャーを楽しめる期間限定メニューをご用意。
「大籠包」と「凍頂烏龍茶・玉響」のペアリングセット
人気メニューの「ダンブリング」を再構築し、小籠包ならぬ「特製大籠包」としてご提供。台湾を代表する高山茶「凍頂烏龍茶」と、京都・井ノ倉茶園の銘茶「玉響」を合わせ、すっきりとした香りと旨味が口いっぱいに広がる贅沢なペアリングをお楽しみいただけます。
豆腐花(トウファ)
台湾伝統の豆乳スイーツ。なめらかな食感に黒糖シロップを添え、ライブのデザートや飲茶のお供にぴったりの一品です。
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