北海道にある旭川空港は、道北の経済や文化の中心都市で、富良野・美瑛などの観光地への入口として、国内線と国際線の運航便がある。国内線は主に羽田・成田便のみだが、国際線は韓国や台湾などあり、北海道ブームもあってインバウンド客の利用も多い。
LCC(ジェットスター)の便もある。

ちなみに、空港の愛称は「北海道のまん中・旭川空港」という。


国内線と国際線、いずれも定期便が1日数便ある空港なだけに、ターミナルは外から見るとなかなか立派だ。ちなみに、空港駐車場は有料(1時間無料、以後加算)、バスだとJR旭川駅から約30分。


空港の入口で見かけたマスコットは「かぐらっきー」とのこと。これは、北海道東神楽町のマスコットキャラクター。

実は旭川空港は旭川市でなく、隣接する東神楽町にあることにちなむ。少し離れた場所に、旭川市のマスコットキャラクター「あさっぴー」もあった。


空港の外にもう1つ、銅像もあった。これは、北海道における近代スキー発祥に貢献したオーストリアの軍人、レルヒ中佐の像である。

レルヒ中佐といえば、新潟で有名だが、旭川にも功績を残していたのをここで初めて知った。


いよいよ、ターミナルの中へ。
地方空港というより、建物が近代的で、天井が高くて窓から光も入り、なかなか明るい雰囲気。

1階に航空会社のカウンターと到着口、2回に出発口とレストラン・ショップがあり、シンプルなフロア配置。3階に展望デッキがあった。


アウトドアのレンタルウェアなどあるのが、いかにも北海道の空港らしい。

ちなみに、2025年1月まで、ターミナル内にセブンイレブンがあったのが、残念ながら閉店してしまったとのこと。登山用ガスのみ、空港で完全事前予約制で受付していると聞いた。


ターミナルの2階に、フードコートがあった。旭川ラーメンや海鮮丼など、北海道ならではの味覚ぞろいで、レベルは高いと感じた。ちなみに「山頭火」「梅光軒」と、旭川ラーメンの名門が2店もここに並ぶ。空港にこういったフードコートがあると、誰しも利用しやすくていい。

ショップも、コンビニがなくなったのは残念だが、土産店がけっこう充実していて、JALとANAのショップも両方あり、ご当地グルメや土産がそろう。もし買い忘れていても、空港で十分調達できる。


別の場所に、ソフトクリーム店も。「MILK STAND esperio」という店で、試しに食べてみると、さすが北海道で、絶品だった。

聞くところ、北海道興部町にある「ノースプレインファーム」の姉妹店の1つで、おこっぺ有機牛乳やヨーグルト、醗酵バターを使ったクロワッサンなどが人気とのこと。出発口のそばなので、出発前にぜひ。


そして、3階へ向かおうとすると、床に足跡を見つけた。よく見ると、人間だけでなく、熊なのかきつねなのか、動物も。これも北海道らしさが感じられた。


旭川空港の展望デッキ。正面に大雪山がよく見える、なかなかのロケーション。晴れたら絶景になるだろう。

ただ、網越しなのが残念。カメラのレンズ用の穴もあるが、横に振って撮ることはほぼ不可能。
しっかり飛行機を撮りたければ、空港に隣接する公園へ向かうのがいい(ターミナルから歩いて5~10分ほど)


展望デッキと同じ3階に「AKJスクエア」(休憩所)があった。Wi-Fiと電源があり、ソファ席も。出発前に時間があれば利用するのがよさそうだ。

旭川空港
https://www.hokkaido-airports.com/ja/asahikawa/

(Written by AS)



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