【大阪万博】「初めて行く」人がまず押さえるべき5つのポイント (2025年6月3日)

大阪・関西万博が、2025年10月13日まで開催中。実際に来場者による評判が口コミで広がるなど、万博を訪れる人の数は増える一方です。

ただその分、「パビリオンの予約が取れなかった」「長い列に何時間も並んだ」「トイレの場所がわかりづらい」「会場内の飲食が高い」などの心配事も多々。万博をほぼ毎週訪れる大阪在住の旅のプロが、初めて行く人向けの情報をお伝えします。

【1】チケットを買ったら入場日時とパビリオンの「予約」

まず、今回の万博は「予約」することが多くあります。チケットを購入後、万博IDに登録して「来場日時と入場ゲート」「パビリオン」の予約などを行う必要があります。

来場日時と入場ゲートは、直近や週末など、一番早い「9時」が満員であることが多く、来場日が決まれば後日変更可能なので早く予約すること。ゲートは、地下鉄でアクセスできる「東ゲート」が人気で、一方、「西ゲート」は事前の予約または決済のシャトルバスや駐車場のパーク＆ライド、タクシーのみ。

また、パビリオンの予約は「2ヶ月前抽選」「7日前抽選」「3日前先着」「当日先着」があり、慣れるまでやや複雑です。しかも、先着予約の開始時間などはサーバーが重く、なかなかアクセスできないことも。予約なしで入場できるパビリオンも多々あるので、抽選に全て落ちても万博が楽しめないわけではないので、ご安心を。

【2】「パビリオン」は長い列、空いている狙い目の時間は…

パビリオンごとに「完全予約」「予約なし」などに分かれています。もし、事前または当日に予約が取れなくても「並べば入場できるパビリオン」もあれば「予約がないと入場できないパビリオン」もあります。

人気の「イタリア」「アメリカ」「フランス」「サウジアラビア」など日中は行列が長く、何時間待ちということも。

ただ「朝9～10時」「夕方以降」は、日中よりは空いています。特に、最も人気のイタリア館は、西ゲートへ朝8時過ぎに着き、真っ先に向かって並ぶと待ち30～1時間ほどで入場できるでしょう。（日中だと3～4時間待ちもザラ）

「朝晩は人気パビリオン」「日中は予約したパビリオンか、人気があまりなく空いているパビリオン」と分けて動くのがおすすめ。入場ゲートの選択は、後述します。

【3】最低限これだけは持参すべき「持ち物」リスト

万博会場内にセブンイレブンなどのコンビニエンスストアもあります。だが、入店規制してすぐ入れないことも多いです。

また、飲食店などは軒並み高く、家族分だと一度で数千円ということも。飲食物などはほぼ持込できるため、できれば事前に用意しておきましょう。おすすめの持ち物は以下。

・「モバイルバッテリー」（満充電）

・カメラ持参なら予備バッテリーや予備カード

・おにぎりやカロリーメイト、菓子など「軽食」

・水やお茶などのペットボトルや水筒

・トイレ後に手を洗った後に拭く「タオル」

・ウェットティッシュ

・ゴミを入れるレジ袋 ※会場内のゴミ箱が少なめ

・暑さ対策で「日焼け止め」「帽子」「サングラス」「日傘」など

・雨予報なら「折り畳み傘」「ポンチョ」「替えの靴下」など

【4】先に知っておきたい、空いている「トイレ」の場所

広い会場と長い列、心配なのが「トイレ」でしょう。いざ、目に付いたトイレを見ると、それも行列ということも珍しくありません。比較的空いている、トイレの数が多いなどスムーズに利用できるトイレは以下。

・共同パビリオン「コモンズ」館内

・大屋根リングの上

・ゲートそば

なお、パビリオン内のトイレはほぼ利用できません。もしトイレを見かけたら、早めに行くのを心掛けましょう。

【5】万博会場までの「アクセス」、おすすめは？

万博会場へのアクセスは、地下鉄／シャトルバス／車（パーク＆ライド）／タクシーがあります。地下鉄は「東ゲート」、その他は「西ゲート」の利用です。会場外で両ゲートの徒歩などでの移動はできません。

最も利用しやすいのは、事前予約など不要の地下鉄です。ただその分、朝晩はとても混雑します。

シャトルバスは、路線バス型のJR桜島駅をはじめ、座席限定で大阪（梅田）駅、なんば駅、新大阪駅などがあります。いずれも、「Kansai Maas」というアプリから切符を事前購入する必要があり、すでに満員だと買うことができません。また、タクシーは割高ですが、足が不自由な高齢者がいたり、複数人での利用だったりすればおすすめ。新大阪駅や伊丹空港などから向かう際、やや割高ではあるものの、乗り換えなしで万博会場へ直接向かうことができるのは便利です。

EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

https://www.expo2025.or.jp/

※記事の情報は2025年5月現在

(Written by Aki Shikama)

元の記事を読む

編集部おすすめ