北海道・十勝エリアの玄関口、帯広空港。東京・羽田との直行便が1日6便あるほか、国際線で韓国・清州便が週3便で運航されている。

帯広駅からバスで約45分。車だと約30分。一般的にはなかなかの距離だが、北海道と考えるとさほど遠くないかもしれない。


空港の外観は、なかなか立派。よく見るとレンガも使われ、年季も入っているなと感じた。

ちなみに、訪問当時に駐車場が工事中で、聞くところ「2025年6月1日から、無料から有料になる」とのこと。致し方ないが、地方空港だから無料、というのはもう過去のことかもしれない。


ターミナル内に入る、また、到着口を出ると、まず目につくのが、この「馬」だった。

帯広といえば、競走馬がそりを引きながら力や速さなどを競う「ばんえい競馬」が有名。その「ばんえい馬」(ばん馬)のオブジェが飾られている。おそらく等身大だろう。とても大きいフォトスポットだ。


インフォメーションで見かけた記念スタンプ。これは馬ではなく、道東に生息する「エゾナキウサギ」だった。

エゾナキウサギは現状、その生息数は減っているそう。環境省のレッドリストに記載されている「準絶滅危惧種」の1つ。


全国の空港によくある、外に出られる屋上の展望デッキはなく、展望室のような部屋があった。ガラス越しに滑走路や飛行機が見えるが、飛行機の撮影を考えるとガラス越しは厳しい。

カウンター席や、後ろにも席があった。発着便の数がそれほど多くない空港だけに、普段から空いていそうだった。


かつて帯広空港に飛来していたモデルプレーンが飾ってあったり、帯広空港の全景図や歴史などが展示してあったりする空港紹介コーナーも。この辺も地方空港あるあるだ。

その他、ターミナル内には、レストランやショップもある。ただ、あまり大きな空港ではないだけに、充実しているとは言い難く、できれば空港へ来る前に食事や買い物は済ませておいた方がいいなと感じた。


空港のインフォメーションで教えてもらったのが、この「ばんえい牧場十勝」だった。「空港から歩くと15分、車だと1分」とのことで、車で向かうと確かにすぐ着いた。

入場料を支払い、ばんえい馬の牧場を見学する施設。残念ながら、冬季休業中だった。しかし…


外からも、ばんえい馬が見えた。しかもその数はとても多い。

せっかく十勝まで来て、ばんえい競馬も開催しておらず、ガックリ来ていたところ、ここで見られて本当によかった。


遠くから見ても、なかなかの大きさのばんえい馬たち。しかも、仔馬もたくさんいた。「ばんえい牧場十勝」の公式サイトによると、30頭ほどが産まれたとのこと。

ばんえい競馬は、空港から車で1時間近くかかる場所で、しかもいつも開催されているとは限らない。一方、このばんえい馬の牧場は、空港の本当に近くにある。
機会あれば、休業していない時期にぜひ訪れてみてほしい。

とかち帯広空港
https://www.hokkaido-airports.com/ja/obihiro/
ばんえい牧場十勝
https://baneibokujo.co.jp/

(Written by AS)



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