大阪・関西万博には、世界中の国・地域がパビリオンやブースなどを出展している。その中で飲食を販売するパビリオンもあり、まさに世界中の「コーヒー」が味わえる。
まず、中近東の国々では、次回2030年の万博開催国でひときわ存在感あるパビリオンの【サウジアラビア】のカフェで、「サウジコーヒー」を販売。デーツ付きで、1杯ずつ淹れてくれる。食器も豪華!
同じ中東で、自国から運んできたという“砂漠”が体験できると人気の【ヨルダン】にもカフェがある。このヨルダン・コーヒーはホットのみで、デーツが2個付く。このコーヒーも中東らしくカルダモンの香りが漂う。
また、同じアラビア半島にある【オマーン】のパビリオンでも、コーヒーを販売する。ホットとアイスがあり、カルダモンにスパイスがミックスして味わい深い。
北アフリカの【チュニジア】のパビリオンで販売するコーヒーも、アラビアコーヒー。そのため、これも中東他国のコーヒーと同じような味がする。チュニジアのスイーツも売っていて、これと合わせて食べるとまたいい。
コーヒーの産地、その1つとして有名なのが、南米である。【コロンビア】のパビリオンには、コロンビアが誇る世界的なコーヒーチェーン「ファン・バルデス」が出店。
日本に店舗がないため、ファン・バルデスが飲めるのはレアである。アメリカーノやカフェラテ以外にもさまざまなドリンクがある。
南米のコーヒーといえば【ブラジル】も有名で、ブラジル・パビリオンの外にあるワゴンでは、ブラジルの有名なモンテアレグレ農園産の豆を使ったホットやアイスなどのコーヒーを買うことができる。HAMAYAとコラボレーション。
東アフリカの【ブルンジ】のコーヒーも見逃せない。コモンズA館にある「ブルンジカフェ」では、キリマンジャロで有名なタンザニアの隣国で、高地で販売されたコーヒーが売られている。日本人の口にも合う飲みごたえで、一度味わう価値がある。
北欧のコーヒーで有名な「FUGLEN」が、北欧5ヶ国の共同パビリオン「ノルディック・サークル」のレストランやワゴンで販売。「FUGLEN」は日本だと東京・神奈川・福岡にのみ店舗があり、大阪その他地域にはない。店舗がないエリアだと、今だけ味わえるチャンスである。
さらに、パビリオンのレストランやカフェでの販売以外にも、コーヒーの「試飲」を行う国もある。その試飲は不定期で、試飲が始まるとあっという間になくなるので、飲めるとかなり運がいい。
世界中のコーヒーを飲み比べできるのも、万博の醍醐味と言える。
(Written by A. Shikama)
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