日本から韓国を訪れる旅行者で近年、最も注目を集めるエリアが「聖水洞」(ソンスドン)である。特に、若者の流行(トレンド)発信地としてSNSなどで話題となり、世界のハイブランドや新しい地元ブランドの店などが集結する。


ソウル市の東部に位置する、聖水洞。もともとは工業地帯で、後年に再開発が進み、その工場跡などをリノベーションしたカフェやショップ、アートギャラリーなどが次々とでき、活気ある場所となったという。

実は、聖水洞は、ハンドメイドのシューズでも有名。現在も、ハンドメイドのシューズを取り扱う店が、聖水洞に多くある。ショップから工場まで、地元民も旅行客も足しげく通うエリアだ。


聖水洞では、韓国ファッションの最先端をリードするショップが点在する。服、靴、雑貨など、センスの高さがうかがえ、眺めるだけのウィンドウショッピングだけでも十分楽しい。

また、韓国を代表するコンビニエンスストア「GS25」のプレミアムフラッグシップストアである「DOOR to seongsu」、オリーブヤングの大型店である「OLIVE YOUNG N 聖水」などもあり、いずれも日本人旅行客に人気が高い。


日本人旅行客に特に人気なのが、おしゃれなカフェである。

例えば、聖水洞を象徴する場所として知られる、倉庫がギャラリーカフェとして生まれ変わった「大林倉庫ギャラリー」、かわいい雑貨と塩パンで有名な「MUNCHIES AND GOODIES」(マンチーズ・アンド・グッディーズ)、絶品の塩パン専門店「BETON」など。


BETONの塩パンは、ピーカンナッツのカリカリ食感、酸味あるチーズともちもちした食べ応えに絶妙な塩加減で、日本人好みの味わい。

聖水洞にあるフラッグシップストアは、朝の開店時から長い列ができるのど人気だが、一度食べる価値は大いにある。


また、日本人旅行客に人気なのが、ベーカリーカフェ「onion」(オニオン)である。店内はノスタルジックな雰囲気で、パンもスイーツも見た目から食欲をそそる。

1970年代に建てられた建物がリノベーションされ、レトロな空間で味わえるのも人気の1つ。シグニチャーメニューの甘い「パンドーロ」からライ麦のチャバッタではさんだ「あんバター」まで、韓国におけるパンのレベルの高さも実感できる。


さらに、かわいいクマのデザインのパンが食べられるカフェ「タリムマッ」も人気。塩パンで有名な「紫燕島(チャヨンド)ソグムパン」が手がけたパンブランドで、店の屋上にはイートインスペースも。


聖水洞では、店舗が次々オープンしたり入れ替わったりするなど、訪れるたびに街の景色が変わる、まさに韓国の最新トレンドを感じることができる場所。徒歩圏内に自然あふれる「ソウルの森」もあり、合わせておすすめだ。

(Written by AS)



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