韓国でのサッカー、プロリーグ「Kリーグ」は、1部にあたる「Kリーグ1」と2部の「Kリーグ2」がある。上のカテゴリーであるKリーグ1には、韓国全土から12クラブが参加している。

そのKリーグ1を、2025年5月、韓国・水原(スウォン)へ観戦しに行った。水原はソウルから鉄道やバスなどで片道約1時間から1時間半ほどの場所にある大きめの都市で、世界遺産に登録されている「水原華城」などが有名。


水原には、プロサッカーチームが2つあり、その1つが「水原FC」である。日本では、もう1つの水原三星ブルーウィングスが有名だが、こちらは現在Kリーグ2に参加する。

水原FCの本拠地は、市内中心部にある水原総合運動場。陸上競技場でもあるため、サッカー専用スタジアムではない。


チケットは、競技場にあるチケット売り場で購入。そのチケット代は一般価格で50000ウォン(約5000円)から13000ウォン(約1300円)で、日本のJリーグ(J1)よりずいぶん安い印象だ。


ゲートで手荷物検査を受け、競技場内へ。かなり年季の入ったスタジアムであり、試合日のみ、水原FC仕様なのだろう。


座席は指定で、バックスタンドの両サイド。当日券なのにかなり前の席で驚いた。
これで1300円は安い。

ただ、陸上競技場のトラックがあるため、ピッチは遠い。


水原FCのゴール裏、つまりホーム側のみ、トラックの上に仮設スタンドが設置されていた。これだと、ピッチが近い。

逆に、アウェイ側は通常のスタンドでピッチから距離があり、これぞ「アウェイの洗礼」を浴びていた。


その仮設スタンドの裏、トラック部分を利用し、スタジアムグルメ(スタグル)エリアとなっていた。主に、フードトラックなどが並び、テーブルやいすなどが置かれ、ハーフタイム時は多くのファンでにぎわっていた。


そのスタグルは、焼鳥串、焼きそば、ドリンク、スイーツなど。その他、水原FCのグッズ売り場、仮設の「セブンイレブン」まであった。


さらにその横には、ハーフタイムからピッチへ戻る選手にサポーターが声をかけられるエリアまで。選手との距離の近さがまたいい。

しかもこの場所、試合後には選手にサインをもらえるという。
サインが入ったユニフォームやタオル、写真などを手にするサポーターをスタンドでよく見かけたので、このファンサービスは韓国ではメジャーなのだろうか。


スタンドでは、チアガールが前方で音頭を取るなど盛り上げていた。これも、日本のJリーグでは見かけない光景で、チアガールがスタンドで盛り上げる韓国野球のようだった。

この試合の観客は4000人弱と少なく、スタンドも空席が目立っていたが、他の試合だと数万人ということもあるらしい。日本と韓国、プロリーグ観戦の違いなども知ることができ、サッカー好きなど、もし機会あればぜひ。

Kリーグ公式サイト
http://www.kleague.com/

(Written by AS)



編集部おすすめ
Nicheee!の記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース
トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース