TOBIHIROは7月15日、都内で「Cage System」応援隊長就任発表会を開催した。応援隊長に就任したなかやまきんに君のほか、漫画「解体屋ゲン」作者の星野茂樹さんと作画担当の石井さだよしさんらが登壇し、トークセッションやデモンストレーションを行った。
 
同社は、解体工事での飛散事故を防ぐために開発した屋上全面飛散防止養生システム「Cage System」の導入を進めている。 
同システムを開発した同社社長の小林浩二氏は、解体現場で働く経験を持ち、今まで多くの
の事故に遭遇してきた。自身も現場でのパネル落下事故で額を7針縫う大怪我をした経験をもつ。小林社長は「解体現場でCage Systemが選ばれるのが標準装備になる社会そのものを作りたい。導入可能な現場を一つでも多く増やし、飛散事故がなくなる社会を目指していきたい」と話す。 


Cage Systemを設置することで安全安心な解体現場を目指す同社の応援隊長として、前向きなエネルギーを持つなかやまきんに君が抜擢された。 
解体作業着で登場したきんに君は、「今日の衣装は解体屋ゲンですが、普段は数々の現場でギャグをやってスベって参りました。まさにお笑い解体屋キンと言っていいんじゃないでしょうか」と話し、会場が一瞬静まったあと、「パワー」と叫び、「やっぱりスベってもパワーは安心安全ですね」と最後は会場を笑いに包んだ。 


実際にビルの屋上などから飛散する速度の100km/hで金属ボルトが落下する時を想定したデモンストレーションでは、マネキンが装着するヘルメットに100gのボルトを時速100㎞で発射した時の衝撃を実演。発射ボタンを押したきんに君は「一瞬の早さでヘルメットにあたって、すごい衝撃でしたね。これが外を歩いている人の頭にあたったら相当危ないです」とコメントした。 
近年、解体工事現場は年々増加しており、通行人や近隣住民を巻き込む事故も発生するリスクも高まっており、2023年度の公衆災害は140件にのぼっている。
 
「僕は解体現場には行ったことはありませんが、Cage Systemを導入している現場の方々は安全安心に仕事されていると思います。僕もお笑い芸人をやっていてお笑いでも常にスベる危険性を伴っていますが、いくらスベっても最後にパワーと言っとけば大丈夫という安心感があって仕事をしているので、現場でもCage Systemを導入していれば常に安心して働ける環境を作って欲しい。未然に事故を防ぐ解体現場がどんどん増えていけばいいですね」と話した。 


現在、Cage Systemは大手ゼネコンやデベロッパーなど180カ所以上の解体工事現場で導入
されている。今後もCage Systemを広げるだけでなく、飛散事故が当たり前のように防げる現場を目指す。 




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