日本でも人気の動物「パンダ」は、中国に生息する。世界各地の動物園などでも飼育されているとはいえ、その数は中国国内が圧倒的に多い。
特に有名なのが、パンダの故郷である四川省だ。

中国の大都市である上海でも、パンダが見られる。「上海動物園」に2頭、「上海野生動物園」に5頭いるという。上海中心部からアクセスいい上海動物園へ行ってみた。


地下鉄「上海動物園駅」が最寄りで、駅の出口を上がってすぐ、動物園の入口がある。ちなみにこの動物園は、羽田便もある上海虹橋空港のそばに位置する(地下鉄で1駅)

入口の近くにあるチケット売り場で、チケットが購入できる。大人40元(約800円)


園内はなかなか広い。有料でカートが走っている。もし動物園をくまなく見たいなら、カートを活用しないと大変だ。カートに乗らずに歩いて後悔した(この日の歩数は約3万歩!)

広大な面積を誇る中国なだけあり、動物も多種多様。その代表的な動物はやはりパンダである。


入口から延々と奥へ歩くこと約30分、やっとたどり着いた。
案内は中国語のみだが、パンダのイラスト付きで「大熊猫」(ジャイアントパンダ)だけわかれば、迷うことはない。

パンダは1頭ずつ別々の場所にいた。


1頭目は「星光」(シングアン)で、2019年に四川省から上海動物園に来て飼育されているという。2016年生まれのオスなので、2025年現在8歳。

最初に訪れた時は寝ていた。そして、観覧客が少ない。パンダの撮影が目当てらしき中国人の女性2人組と自分だけだった。


パンダの観覧に関する注意書きなど。混雑時は1人3分で、警備員も常時いたが、客が少ないだけあり、ずっと見放題で、警備員はスマホに夢中。


エサの時間になるとパンダは起き、ササを食べた後、リンゴも食べていた。

動くパンダはやはりかわいい。ずっと見ていられる。


もう1頭は「和風」(フーフォン)というパンダで、これもオスであり、2016年生まれで、星光と同い年、同時期に上海動物園へやってきた。


ササを食べる様子と、その他の時間はずっと寝ていた。こちらも客がほぼゼロで、パンダの鑑賞を独占するというぜいたく体験をした。

その後、パンダ以外の動物も見に行った。

例えば、ツキノワグマ。このクマの子どもだけを集めたエリアがあり、動きを見ていると、やはりパンダに似ていた。吠える声だけが子どもでもクマだった。


ゾウやシマウマ、キリンのほか、猿やチンパンジー、鳥類、鹿なども。さらに、金魚やカメなどもいて、じっくり見るには1日では足らないのではと思うほどの充実度だった。


いろいろな動物がいるとはいえ、やはりメインはパンダ。土産店もパンダグッズであふれていた。

上海にあるもう1つの野生動物園も気になるところだが、中心部からやや離れているのと、入場券が3000円以上する。
とはいえ、それだけ充実度と満足度は高いようだ。



(Written by AS)



編集部おすすめ
Nicheee!の記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース