パナソニックが初めて電動歯ブラシを発売したのが1977年*。40年の歴史を経て8年ぶりにフルモデルチェンした「ドルツプレミアム」が2025年9月に発売される。
その最上位機種が「W音波振動歯ブラシ スマート EW-DT88」だ。発売を前に開催された体験セミナーに参加してきた。
(*当時は松下電器産業株式会社)


セミナー会場は、パナソニックの美容アイテムを体験できる「パナソニックビューティ表参道」。立ち寄って製品にかかわる情報を得たり、製品を体験したり、プライベートレッスン(予約制)を受けることもできるスペースだ。セミナーの当日は製品開発に携わった担当者が新しいドルツについて説明した。


上の画像の電動歯ブラシが新しくリリースされるドルツプレミアムのラインアップだ。ここで紹介する最上位モデルEW-DT88の他に、ハイグレードモデルEW-DP58とハイグレードモデルEW-DP38の3つのグレードで構成されている。
 
【W音波振動で歯面・歯周ポケット、そして歯間をケアする】

オーラル商品設計課の前川和也氏が「W音波振動」の進化を説明した。W音波振動のひとつであるリニア音波振動(ヨコの動き)が歯面や歯周ポケットの歯垢を除去し、もう一つの音波振動であるフロス音波振動(タタキ)が歯間に入り込んで歯垢を掻き出す。特にフロス音波振動は前のモデルの約12,000ストローク/分から約20,000ストローク/分になり、また強さも3段階で変えられるようになった。
 
【歯間フィットブラシを使えば歯間の歯垢除去力200%に】

そしてブラシも進化している。歯間フィットブラシは先端2列に山切り植毛を採用して、歯間にダイレクトにアプローチする。
これにより歯間に入り込みぴったりフィットして歯垢を掻き出すことができる。前述のW音波振動と歯間フィットブラシを使うことによって歯垢除去力がこれまでの200%に達するようになったという。


人口歯垢を使った実験では、ドルツプレミアム(右)と一般的な歯ブラシ(左)を30秒間使った場合の違いを見ることができた。一目瞭然、ドルツプレミアムのほうはピンク色の人口歯垢が殆ど除去されていた。
 
【色で知らせるブラッシングナビでブラッシングの質を向上】

上の画像のように、透明なブラシが異なる色で光ってブラシの使い方をガイドしてくれるようになった。
 
歯周ポケット磨きに最適な45°に近づくと青、ブラッシング圧が強すぎると赤、必要以上にブラシを動かしていると黄色、W音波振動のモード起動時に緑に、透明なブラシの柄の部分が光で知らせてくれる。


また、「ドルツアプリ」を使えば、磨き方をリアルタイムでチェックし、磨き手順や磨き方のコツを教えてくれる。自分では気付きにくい磨き残しなどを即座に知ることで、ブラッシングのクォリティを向上することができる。
 
【コンパクトにそして使いやすいシェイプ】

ドルツプレミアムのシェイプは前世代機よりもかなりすっきりした。ブラシを含めても本体重量は約95g。特に持ち手の下部が手のひらにしっくり馴染むシェイプになっている。また、上の写真右の前世代のモデルと比べると上部もすっきりして、より歯磨き中の取り回しがしやすくなっている。
ユーザーの「持ち方」「磨きかた」を徹底研究することで導き出されたデザインだ。
 
オーラルケアは歯や歯ぐきの健康をキープするためだけでなく、体全体の健康を維持するためにも重要であると言われる。常に最善の方法で虫歯と歯周病を防ぐことが求められる。進化したドルツプレミアムを使用したより効果的なオーラルケアに期待したい。
 
 
概要 W音波振動ハブラシ スマート EW-DT88 | オーラルケア(電動歯ブラシ・水流洗浄器) | Panasonic
 




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