残り40試合。
この記事を書いている段階で、北海道日本ハムファイターズの2025年シーズンレギュラーシーズンは残り40試合。
40試合も残っていて、何という悲観的なタイトルの記事を書いているのか、と思う方もいるかもしれない。しかし、ファイターズは今年最高でも2位で終わることがほぼ確定したと言っても良いだろう。

8月9日から敵地で行われた首位・福岡ソフトバンクホークス戦との三連戦。1-4、0-1、1-3と三連戦でわずか2点しか取れず、真夏の天王山を三連敗で終え、首位とのゲーム差は4ゲームに広がった。

現時点でのソフトバンクの成績は
103試合 63勝36敗4分 勝率.636
そしてファイターズは
103試合 60勝41敗2分 勝率.594

残りの40試合でどのような成績になれば逆転優勝が可能なのか、現実的なラインを考えると

ソフトバンク
25勝15敗 勝率.625
最終成績 88勝51敗4分 勝率.633

ファイターズ
30勝10敗 勝率.750
最終成績 90勝51敗2分 勝率.638

この成績であれば逆転優勝が可能となる。

40試合のうち、天敵ソフトバンクとは6試合あり、対戦成績がほぼ5割のオリックス(9勝8敗1分)とは7試合ある。ソフトバンクには最低でも5勝1敗、オリックスとは仮に現状の成績通り4勝3敗でひとつ勝ち越せたとして、他3球団との27試合で21勝6敗、勝率.777という驚異的な数字を叩き出さなければならない。

好調だった5月~7月の月間成績は毎月14勝8敗、勝率.636。8月は現在4勝5敗で残り試合が16試合。この16試合を最低でも11勝5敗で乗り切れば、15勝8敗。9月24試合で残りの5敗を使えるので、19勝5敗、月間勝率.791という好調だった春先を余裕で超える勝率を叩き出さなければいけない。

ソフトバンクの結果も重要だ。
ソフトバンクは9月にお得意様にしているオリックス戦が10試合もある。ここは現在の成績通りで行くとして7勝3敗。オリックス戦を抜いた30試合でソフトバンクが12敗(勝率.600)する必要がある。



残り40試合。
この数字が無理と思えばそれは消火試合になり、やれると思えば優勝争いとなる。
マイナスなことを書いて申し訳ないが、ファイターズの優勝は今回の天王山三連敗でほぼ0になったと筆者は感じている。

それでも、40試合後にこの記事が全くの見当外れになってくれることを願っている……。


(Written by 大井川鉄朗)



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