サッカーのJリーグで2025年シーズン、トップカテゴリー「J1」に昇格したチームの1つが、岡山県がホームタウンの『ファジアーノ岡山』である。2009年のJリーグ加盟以来、初めてJ1で戦うシーズンに、地元そして相手チームのサポーターもスタジアムに詰め掛け、ホーム開催の全試合でチケット完売状態。
まさに「プラチナチケット」化している。


そのファジアーノ岡山の本拠地、岡山県総合グラウンド陸上競技場(JFE晴れの日スタジアム)に2025年9月、初めて足を運んだ。なお、試合のチケットは発売開始と同時に、ほぼ数分で売り切れた。

他の試合もほぼ同様の状況で、特に、相手チームのビジター席は、「岡山に初めて、または久々にアウェイ遠征したい」というサポーターで大人気である。


スタジアムは、岡山駅から徒歩約20分。やや距離があるが、市街地を歩くため、十分歩いていくことができる。路線バスやレンタサイクルもある。

昔はももたろうスタジアム、2024年までシティライトスタジアム、今年から今の名称になった。


スタジアムの前に、当日のスターティングメンバ―のボードがあった。これを撮る岡山のサポーターも多かったので、名物なのだろう。


スタジアムグルメ、通称「スタグル」では、岡山のご当地グルメも。名物という「ファジドン」のほか、岡山のB級グルメで知られる「津山ホルモンんうどん」、シャインマスカットのスムージーなどもあった。

スタグルは、アウェイサポーターの楽しみの1つ。この日もホーム、そしてアウェイのサポーターたちで長蛇の列だった。


ビールは、サッカー観戦の場合、プロ野球と異なり、試合前に飲む人が大半。ここでは「生ビール特設テント」があり、他のブースが長い列なだけあって、別のブースとしたのは良いアイデアだと感じた。


スタジアムは公園内にあり、芝生が広がっている。ベンチもあるものの、数は少なめ。芝生にレジャーシートを広げてスタグルを食べたり、試合前にのんびり過ごしたりするサポーターが多かった。夜19時キックオフの前に、きれいな夕陽も見えた。


スタジアムは、陸上競技場。そのため、スタンドからピッチがやや遠い。また、メインスタンドでも端だと背もたれがなく、屋根があるエリアもわずか。

他のサッカー専用スタジアムなどと比べると、一世代前という感じだ。
だが、収容人数が15000人超とそれほど大きくないので、すごく見づらいということはなく、満員のスタジアムは盛り上がりは半端なかった。


ファジアーノ岡山のマスコットキャラクターは「ファジ丸」という名前の雉(キジ)である。キジは昔話の『桃太郎』に登場するお供の1匹で、「勇気」の象徴。それが由来で、チームのマスコットキャラクターになったのだろう。今のところ、この1体のみである。

なお現在、新スタジアム建設に向け、署名活動が行われている。試合前にスタジアムの前でブースも見かけたほか、岡山市や倉敷市などでポスターを見かける機会が多かった。ファジアーノ岡山は現在の順位は中ほど。試合の翌日には、岡山や倉敷などで観光を楽しむアウェイのサポーターも多く見かけた。

(Written by AS)



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