スマートフォンで撮影した写真を、そのまま保存しているだけになっていませんか。振り返る機会もなく、アルバムとして整理されることもない。
そんな時代に、写真の撮り方と残し方に変化が生まれています。

スマートフォン全盛の時代に、あえて“スマホ以外”で撮影する若い女性が増えています。
株式会社DNPフォトイメージングジャパンが発表した「写真撮影・写真プリントに関するアンケート調査」(20~49歳女性601人対象/調査日:2026年1月22日)によると、スマホ以外のカメラで撮影する機会が増えていると実感する人が少なくないことが分かりました。写真の楽しみ方に新たな潮流が生まれているといえそうです。さらに、その変化は写真を“プリントして残す”意識にも波及していることが明らかになりました。(以下、※出典:DNPフォトイメージングジャパン調べ)

🔳20代女性の3人に1人が「スマホ以外の撮影が増えた」と実感
カメラ機能の進化により、スマートフォンでの撮影が定番となっている昨今。今回の調査では、約4人に1人が「スマホ以外のカメラで写真を撮る機会が増えている(増えている・やや増えている)」と回答しました。特に20代では、その割合が34.8%と、3人に1人以上にのぼります。

実際の使用機材を見ると、全体ではスマートフォンが86.4%と最多ですが、20代では79.6%とやや低い結果となりました。コンパクトデジタルカメラ16.9%、デジタル一眼レフ14.9%、フィルムカメラ9.5%、インスタントカメラ9.0%と、複数の撮影機材を使い分ける傾向が見られます。

若年層では、スマホとは異なる「写り」や「質感」への関心が高まり、機材ごとの表現の違いを楽しむ動きが広がっている可能性がうかがえます。

普段、写真を撮る際に使用する機材を教えてください。
(複数選択)【年代別回答】 _


🔳「良い写真」の判断基準は、撮影機材によって異なる
「良い写真」だと感じるポイントについて尋ねたところ、最も多かったのは「思い出や体験が強く残っている」(46.9%)でした。次いで「色や質感がきれい」(43.4%)、「特別な瞬間を切り取っている」(38.9%)、「何気ない日常の写真」(38.1%)が続きました。

感情や記憶と結びついた写真が重視される傾向がある一方で、撮影機材別に見ると、その価値観には違いが見られます。

スマートフォンでは、思い出や日常の一場面を手軽に残すことが重視される傾向があります。
一方、コンパクトデジタルカメラやデジタル一眼レフでは、色や質感など写りや完成度が重視される傾向が見られました。
さらに、フィルムカメラやインスタントカメラでは、撮影にかける手間や時間、そして写真が形として残ること自体に価値を見いだす傾向がより強く表れています。

写真に求める価値は一様ではなく、体験を残す手軽さ、表現の追求、プロセスを楽しむことなど、目的や価値観に応じて機材が選ばれていることが示唆されます。

あなたが「良い写真」だと感じるのは、どのような写真ですか?(複数選択) _【普段、写真を撮る際に使用する機材を教えてください。(複数選択)とのクロス集計】 _


🔳“撮る”から“残す”へ プリント価値の再評価
デジタル保存が当たり前となり、写真はスマートフォンの中に蓄積されていく時代。「良い写真はプリントとして残したい」と回答した人は53.6%(「強く思う」17.5%、「思う」36.1%)と、半数を超えました。

さらに、スマホ以外のカメラで撮影する機会が増えている人では、64.1%が「強く思う」と回答。「思う」を含めると9割以上がプリント意向を示しています。

一方で、スマホ以外で撮影する機会が「減っている」「変わらない」とする層では、プリントへの関心は相対的に低い傾向が見られました。

撮影体験にこだわる人ほど、“写真を形として残す”意識も高い。今回の結果からは、写真を「撮る行為」と「残す行為」が連動している様子がうかがえます。

写真がデータとして大量に保存され、スクロールの中で消費されていく今だからこそ、手元に残る一枚の価値が見直されているのかもしれません。

なお、プリントとして残したい写真の種類は、「人(家族・恋人・友人など)」が60.4%で最多、次いで「旅行やイベントなどの思い出」が54.9%となりました。写真プリントは単なるデータ保存の代替ではなく、“思い出を形にする行為”として再評価されていることがうかがえます。


「良い写真」だと感じたデータは、プリントとして残したいと思いますか? _【スマホ以外のカメラで写真を撮る機会は、以前と比べて増えていると感じますか?とのクロス集計】 _


🔳「CP+2026」でプリントの価値を体感
こうした“プリント価値の再評価”の動きを背景に、同社は2026年2月26日からパシフィコ横浜で開催される「CP+2026」(DNPグループブース:小間番号14)に出展します。

会場では、高品質な写真を手軽にプリントできる昇華型フォトプリンターを活用した多彩な作品展示を実施。セルフ型プリントシステム「PrintRush」による無料プリント体験や、証明写真機「Ki-Re-i」を活用したプロフィール写真撮影体験など、来場者参加型の企画も予定されています。

スマートフォンとSNSの普及により写真の楽しみ方が多様化する中で、あらためて“プリントする価値”を体感できる場となりそうです。


【CP+(シーピープラス)2026 DNPグループブース出展概要】
■日時 : 2026年2月26日(木)~3月1日(日)10:00~18:00
※3月1日(日)のみ17:00まで
■会場 :パシフィコ横浜(DNPグループブース:小間番号14)




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