春の訪れとともに、毎年多くの人を悩ませる花粉症。マスクや目薬、抗アレルギー薬……さまざまな対策グッズが市場に溢れているにもかかわらず、「なんとなくスッキリしない」と感じている人は多いのではないだろうか。
そんな花粉症の"本当のつらさ"を数字で示した調査結果が発表された。特定非営利活動法人ミンイーが、デジタル漢方サービス『My Relief(マイリリーフ)』のLINEアカウント登録者4,566名を対象に実施したアンケートだ。

97%が「日常生活に支障あり」そのうち64%は「深刻レベル」
調査によると、花粉症が「日常生活になんらかの支障をもたらしている」と感じている人は97%にのぼり、そのうち「非常に感じる」と答えた人は64%にも達した。 花粉症を「ちょっと鼻がムズムズする程度」と軽視している人がいるとしたら、この数字はその認識を改めるきっかけになるかもしれない。


最大の悩みは「集中力の低下」、花粉症は「生産性」に直結
さらに注目したいのが、花粉症によって"最もつらい影響"についての回答だ。
花粉症でつらい影響として最も多く挙げられたのは「仕事や家事への集中力の低下」で、76%以上にもなった。また、過半数の人が「睡眠の質の低下」を心配しているという声も目立った。 
目のかゆみや鼻水といった症状は、花粉症の"見える部分"に過ぎない。その裏側では、仕事のパフォーマンスが落ち、夜もぐっすり眠れず、慢性的なだるさを感じている人が多い。花粉症はもはや「個人の体調問題」ではなく、「生産性に直結する社会課題」と言えるだろう。


73%が「薬に頼りたくない」複雑な本音
対処法として真っ先に思い浮かぶのが抗アレルギー薬だが、実は多くの人が薬の使用に複雑な感情を抱いている。
薬を積極的に使いたいと答えた人はわずか27%にとどまり、73%は消極的だという結果が出た。
「必要なときだけ使いたい」「本当はあまり使いたくない」といった回答が多くを占めた。 
その理由として最も多かったのが、「眠くなる・集中力が落ちる」で、唯一過半数の回答を集めた。また、「毎日使い続けることへの不安」や「体への負担が気になる」と答えた人もそれぞれ40%近くにのぼった。 
花粉症で集中力が落ちるのを避けるために薬を飲もうとしたら、薬によってさらに集中力が落ちてしまう。そんなジレンマに多くの人が直面しているのだ。


5割が「明確な解決策なし」
では、実際にどんな対策をとっているのか。「毎年仕方なく我慢している」という回答が37%で最多となり、「正解が分からず迷っている」と合わせると50%にのぼった。半数の人が花粉症への明確な解決策を持てていない現状が浮き彫りになった。 
そして、理想の対策に求める条件としては、「手軽さ・続けやすさ」が約70%で最多の支持を集め、体への負担や費用についても過半数が重視していると答えた。
つまり、多くの人が求めているのは「負担なく、手軽に、毎日続けられる」対策。薬のように副作用の心配をせず、かといって特別な通院も不要で、日常に自然に取り入れられるセルフケアへのニーズが高まっていることがわかる。


「ウイルスバスター」の生みの親が、次に挑んだのは花粉症

そんなニーズに応えるアプローチとして注目されているのが、今回の調査を実施したミンイーが提供する『My Relief(マイリリーフ)』だ。
開発したのは、PC向けウイルスセキュリティソフト「ウイルスバスター」で知られるトレンドマイクロ社の創業者、スティーブ・チャン氏だ。チャン氏自身も花粉症の症状に長年悩まされてきた一人だった。 
チャン氏は2005年にトレンドマイクロのCEOを退任。その後、「人間の可能性を最大限に引き出す」ことを目指して非営利活動の世界へと転身し、台湾にミンイーファウンデーションを設立した。花粉症対策への取り組みを始めた動機について、チャン氏はこう語っている。
「春の株主総会の時期は症状がひどく、秘書がティッシュを2箱も用意してくれていたほど。このように生活の質が下がることを肌で感じてきたので、同じように苦しんでいる方を助けたいと思うようになった」 
コンピューターウイルスから人々を守るソフトウェアを生み出した人物が、今度は花粉症から人々を助けようとしている。その経緯には、個人的な原体験が深く根ざしているのだ。
チャン氏は自身もアレルギー症状に悩まされていたが、東洋医学の「経絡(けいらく)アプローチ」を使ったプログラムを通じて症状の改善を実感。それをきっかけに2017年にチームを結成し、関連研究を本格的にスタートさせた。 

スマホに触れるだけ、3分45秒の"デジタル漢方"

『My Relief』は、東洋医学の「経絡」や「気血」の考え方をベースに開発されたデジタルサービスだ。スマートフォンの画面に表示される特殊なグラフィックスに指を触れるだけで、花粉などによる鼻・目・喉の不快感にアプローチできるという。
所要時間はわずか約3分45秒。しかも完全無料で利用できる。
薬を使わないため副作用がなく、いつでもどこでもスマホひとつで試せることから、妊婦や子どもにも使えるセルフケアとして注目を集めている。 授乳中や妊娠中など、薬を飲むことが難しい時期はもちろん、家事や育児に影響を出さないのは嬉しいポイントで新たな選択肢となっている。
サービスリリース以降の利用者はすでに15万人を突破していて、「とにかく薬は避けたい」「体に負担をかけずに試せる方法を探している」という人にとって、まず試してみる価値はあるかもしれない。
花粉症は「毎年のこと」と諦めてしまいがちだけれど、今年こそ自分に合った向き合い方を見つけてみては。




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