2026年3月15日に行われたWBC準々決勝でベネズエラに敗れ、史上初めて4強入りを逃した日本代表・侍ジャパンの井端弘和監督(50)が今大会限りで退任する意向を示した。井端監督は前回大会で優勝に導き、勇退した栗山英樹監督の後任として、23年10月に就任。
同年11月にアジアチャンピオンシップで連覇を飾ると、24年プレミア12では決勝で台湾代表に敗れ準優勝に終わっていた。

次の監督予想と、イチ野球ファンとしてプロ野球OBたちに思うこと
早くも各所で誰が侍ジャパンの監督として就任するのかという予想が行われているが、その人選に対して思うことがある。前監督の栗山監督は北海道日本ハムファイターズの監督として監督経験があったが、今回の井端監督、そして栗山監督の前の稲葉篤紀監督、その前の小久保裕紀監督は監督経験が無い中での就任だった。代表監督に必ずしもチームの監督経験が必要かと言われるとそうではないのかもしれない。ただ、引退し、まだNPBの指導者としてのキャリアがある年齢のOBを、いきなり代表監督に就任させるのはあまりにも酷ではないだろうか。

今回の井端監督は、言うなれば「結果を残せなかった監督」というキャリアに大きな傷がついてしまった。井端監督の年齢ならば、所属した球団である中日での監督や、他球団での指導者の可能性も十分にあっただろう。今回の結果が、井端監督の今後のキャリアを狭めてしまうことになってしまうとも限らない。そうならないためにも、もうNPBの監督としては一定の成績をあげていわゆる“上がった”年齢層のOBが担うべき立場なのではないか。ただ、かなりしんどいと仕事だとは思う。しんどいとは思うが、OBたちは最後の野球界への恩返しと思って断らずに引き受けてほしいと思う。

ということで、NPB監督経験があるOBで、侍ジャパン監督としての指揮を見てみたい人物をまとめてみた。

※年齢は2026年3月18日時点のもの
吉井理人氏(60歳)
一人目は2023年のWBCでは、ロッテの現役監督でありながら栗山監督を投手コーチとして支えた吉井理人氏。2008年からファイターズ、ホークス、ロッテと複数球団でコーチを務め、2023年シーズンからはロッテの監督を務め、23年2位、24年3位とチームをAクラスに導いた。代表でのコーチ経験、NPB監督経験は申し分なし。現役時代はメジャーリーグも経験し、また教え子にはドジャースの佐々木朗希投手がいるため、召集のためのパイプも強そう。また、今大会の敗因のひとつとも言われている投手起用についても、投手出身のため安心できるのではないかと思う。

辻発彦氏(67歳)
二人目は現役時代は西武黄金期を支えた名手・辻発彦氏。現役生活後、2000年からは東京ヤクルトスワローズ、02年から横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)、07年から11年と14年から16年は中日ドラゴンズでそれぞれコーチ・2軍監督を経験し、17年より22年まで6年間、埼玉西武ライオンズ監督を務め18年、19年と2年連続でパ・リーグ優勝、Aクラス入り5回を成し遂げた。WBCでは王貞治氏が監督を務めた第1回大会で内野守備・走塁コーチ、三塁ベースコーチとして指導した経験もある。NPBでの優勝経験も豊富でこれほど安心感のある監督はいないのではないか。

古田敦也(60歳)
三人目は元ヤクルトの監督を務めた古田敦也氏。選手としてスワローズ一筋で現役を過ごし、名捕手として一時代を築いた。日本代表としては1988年に行われたソウルオリンピック代表に選ばれ、銀メダル獲得に貢献した。
NPBではヤクルト時代晩年の2005年から07年まで選手兼任監督として指揮をとった。監督としてのキャリアはこの2年間だけだが、臨時コーチとしてスワローズでは度々指導をしている。テレビ出演や自身のYouTubeチャンネルが好調のため、今から現場復帰という選択肢は考えにくいと思うが、古田氏は現在のプロ野球の姿を守った球界の偉人。その人物が、日本代表のユニフォームを着て胴上げされている姿を見てみたいと思う。


(Written by 大井川鉄朗)



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