京都の円山公園に先日、「スターバックス コーヒー 京都円山公園 菊の渓店」がオープン。2008年に初めて公園内店舗を出店して以来、全国で店舗展開する中、今回の店舗はスターバックスとして初めて「名勝」に指定されている公園内への出店となる。
早速、足を運んでみた。

(画像提供:スターバックス コーヒー ジャパン)
名勝とは、文化財保護法に基づき、庭園、峡谷、海浜、山岳など芸術上または観賞上の価値が高いものとして国(文部科学大臣)から指定された記念物のこと。そして、円山公園は明治19年(1886年)に開園した京都市内で最古の公園で、祇園しだれ桜など桜の名所で知られる。

この店舗は「珈琲茶屋」がデザインコンセプト。昔、街道や寺社仏閣を訪ね歩く中で旅人たちが休憩した茶屋の文化を継承し、現代のコーヒー体験できる場所とした。


日本家屋の店舗には、公園に面した1階と地下1階の2フロアがある。暖簾をくぐると、左手に藤棚が見える靴を脱いでくつろげる小上がりの客席と、まるで晩餐会場のような大きなテーブル席がある。

ちなみに、窓越しに見える藤棚は例年、4月下旬から5月上旬ごろに見ごろを迎える。


そして、右手に注文をするレジと、左手にドリンクなどを受け取るカウンターが分かれているのも、他の一般的な店舗にない特徴の1つ。コミュニティボードも、京都らしさを意識した「縦書き」である。


壁に展示されているうちわは、「星巴克」などスターバックスの現地語や、スターバックスのコーヒー農園がある国々の「ありがとう」が記されている。世界中から旅行客が集まる京都の店舗ならでは、その国々から来た人々が見ると、きっとうれしい気分になるだろう。


階段を降りると地下1階のフロアで、いくつかの部屋に分かれている。茶室、食卓、居間など、まるで茶屋を営む家族の自宅のようなフロア構成となっていて、来るたびにその日の気分によって過ごす場所を変えるのも楽しい。

机や椅子、家具なども、この店舗のために調達したという。地下の窓越しからも緑が見え、季節も感じられ、1階とは異なる静かな雰囲気が漂う。


食卓のスペースでは今後、コーヒーセミナーなど人々が集まってコーヒーを学んで楽しむ場になる予定とのこと。

そして、インテリアは昔の日本における暮らしに密着した玩具や民具などを展示するほか、壁面や小物に日本の年中行事や生活風景、金魚すくいなど親しみやすいモチーフが織り込まれている。四季や十二支に加え、サンタクロースやベンチプレスする人など遊び心ある要素も混在し、来訪者が楽しめる演出が施されている。


店内で見られるさまざまなアート。現代アーティストのミヤケマイさんが手掛け、「自然と人がひとつに繋がる、小さな奇跡と感謝を感じながらコーヒーの時間を過ごす場」をイメージして作られたという。中には、コーヒーの生豆を出荷する時に使う麻袋を再利用した掛け軸のアートワークなどもあり、コーヒー木から豆、そして1杯のコーヒーで飲むまでのストーリーが感じられる。

また、コーヒーポットとサイフォンを表現した作品では、サイフォンの中にはマナティが描かれている。スターバックスのサイレンにまつわる人魚と言われ、コーヒーを楽しむ情景が表現されているのも注目。


さらに、地域に根付いた商品として、JIMOTO Made HIGASHIYAMA「縁起物チャーム 招き猫土鈴キク」(2,700円)を販売。京都で御所人形づくりを続ける島田耕園人形工房が手掛ける、祇園の風習「福玉」から着想を得た小さな縁起物で、京都・東山を流れる菊渓(菊谷川)の周辺に自生していたキクタニギク(菊渓菊)のような色味にしたという。東山エリア3 店舗(京都二寧坂ヤサカ茶屋店、京都祇園ホテル店、京阪祇園四条駅店)に加え、この店舗でも限定販売。3種類あり、いずれかのチャームが入っている。

日本家屋の佇まいや建築、テーブルなど木材の質感や手仕事、京都の伝統が感じられるアートなど、店内での見どころはとても多い。京都観光ついでに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。



【店舗情報】
■スターバックス コーヒー 京都円山公園 菊の渓店
住所:〒605-0071 京都府京都市東山区八坂鳥居前東入円山町620-1
営業時間:7:00~21:00 ※桜開花時期 3月30日(月)~4月12日(日) 7:00~22:00 (ラストオーダー21:30)
■定休日:不定休

(Written by A. Shikama)



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